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LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ(以下、LVMH)が、「フェンディ(FENDI)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ケンゾー(KENZO)」の新CEO就任を発表した。フェンディのCEOには、ルイ・ヴィトンの中国社長兼CEOを務めていたラモン・ロス(Ramon Ros)氏が7月1日付で、同氏の後任としてルイ・ヴィトンのCEOにはダニエル・ディチッコ(Daniel DiCicco)氏が4月28日付で、ケンゾーCEOにはシャーロット・クペ(Charlotte Coupé)氏が5月1日付でそれぞれ着任する。
フェンディのCEOに新たに就任するラモン・ロス氏は、バルセロナ大学およびIESEビジネススクールを卒業後、英マークス&スペンサー(Marks & Spencer)で経験を積み、「ディーゼル(DIESEL)」などで上級管理職を歴任。2013年にLVMHに入社し、「ジバンシィ(GIVENCHY)」で中国のマネージングディレクターやインターナショナルディレクターを務めた。2020年にルイ・ヴィトン 中国に加わり、2022年から中国本土の社長兼CEOを担当してきた。
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ロス氏の後任としてルイ・ヴィトンの中国本土社長兼CEOに就任するダニエル・ディチッコ氏は、米ハーバード大学を卒業後、ハーバード・ビジネス・スクールのAMPプログラムを修了。米Sony Musicでキャリアをスタートし、マーケティングや国際部門のリーダーやアジア担当プレジデントを務めた後、「コーチ(COACH)」で日本・北アジアの社長兼CEOを担当。その後Apple社に移って日本と韓国のビジネスを統括し、2018年からカリフォルニア州クパチーノを拠点に、Apple Retail部門のグローバルリーダーとして店舗設計や顧客体験を統括してきた。
ケンゾーのCEOに着任するシャーロット・クペ氏は、ISCパリとソルボンヌ大学で修士号を取得後、2006年に「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」に入社し、顧客サービスやメンズウェアのマーチャンダイジングを担当。その後、「ラコステ(LACOSTE)」メンズウェアのシニアプロダクトディレクターを経験し、2016年にルイ・ヴィトンに入社。以来、メンズ レディ・トゥ・ウェアのディレクターとしてクリエイティブ・ディレクターらと協働しながら、同カテゴリーの成長に貢献してきた。
なお、ケンゾーの現CEOを務めるシルヴァン・ブラン(Sylvain Blanc)氏は、今後は新たなプロジェクトに挑戦するためLVMHを離れるという。
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