エストネーションが、創業25周年を迎える今年4月に企業ロゴおよび自社ブランド「エストネーション（ESTNATION）」のブランドロゴを刷新した。

　同社は、2023年10月にエストネーション1号店である有楽町店を閉店。同年に六本木ヒルズ店は20周年を迎え、2024年4月には分社化された。今後の新成長戦略の一環としては、「既存事業の収益性の確立」と「新規事業開発による収益力の強化」を目標とした中長期戦略を掲げている。字間を広く取った横に長いデザインが特徴だった旧ロゴは、創業当初六本木ヒルズ店や有楽町店といった大型店に向けてスケール感を最重要視してデザインされたものだったことを受け、より現在の事業形態や時代に合わせたデザインへの刷新を決めた。

　新ロゴタイプは、「より上質な時を目指して、より軽やかに」をテーマに、旧ロゴタイプの直線的でストイックなフォルムに動きを付けることで軽やかさと柔らかさを加えた。エストネーションのコンセプトである「美の下の平等」という言葉に対して、「美しさ」は画一的で崇高なものではなく、それぞれに異なり、時代と共に変化していくものであるという現代の「美しさ」のイメージを落とし込んだという。

　セカンダリーロゴマークは、エストネーションを象徴する六本木ヒルズ店の螺旋階段から着想を得た「E」と「N」の2文字をデザイン。エレガントでありながら、軽やかなイメージを目指した。丸みのある2文字を部分的に重ねることで、ユーモアをプラスするとともに、「人々が素敵なもの・ひとに出会う高揚感」を表現しているという。新ロゴタイプは、デジタル関連から先行して刷新。店頭サインや印刷物等は今後順次切り替えを予定している。

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