資生堂銀座本店「SHISEIDO THE STORE」が、皮ふの常在菌を測定する新サービス「美肌菌測定」（2200円）を開始した。測定結果をもとに、一人ひとりの肌状態に合わせた美肌菌を増やすための“菌活”方法やスキンケアの提案を行う。

　皮ふには約1000種類の常在菌が存在するとされ、その種類やバランスが肌の美しさや健康に関連していることがわかっている。資生堂では、敏感肌は皮ふ常在菌の多様性が低いなど常在菌の特徴を見出し、化粧品や肌測定システムの開発に応用している。

　従来の皮ふ常在菌検査は、サンプルの採取後に専門機関で解析し、結果を得るまでに約1ヶ月の時間を要した。そこで資生堂は、約40分で検査結果の取得を可能とする新たな検査法を、オーラルケア商品メーカーのヤマトエスロンと共同開発。この検査法を活用した測定機器をSHISEIDO THE STOREに常設で導入し、美肌菌測定のサービスを提供する。

　美肌菌測定では、肌の美しさや健やかさとの関連が示唆されている表皮ブドウ球菌とアクネ菌の量とバランスを測定。額から採取した角層を測定機器に入れ、測定中はSHISEIDO THE STOREのスタッフによるカウンセリングとタッチアップを実施。その後、測定結果をもとに現在の肌の状態を分析し、菌活をサポートするための食事や運動、睡眠など生活習慣のヒントや、効果的なスキンケアアイテムの提案を行う。