ファーストリテイリングの連結子会社であるGUの柚木治社長が4月1日付で退任した。後任は、元ファーストリテイリンググループ上席執行役員兼GU代表取締役社長兼CEOの黒瀬友和氏。社長職を退いた柚木氏は引き続きファーストリテイリンググループ上席執行役員を務めるほか、新たにファーストリテイリングのコーポレートサービス担当に就いた。

　柚木氏は1988年に一橋大学卒業後、伊藤忠商事に入社、GEキャピタルを経て1999年にファーストリテイリングに入社した。2000年に同社の執行役員ダイレクト販売事業部長、2002年に飲食事業のエフアール・フーズ社長を歴任し、2010年にはGUの前身であるGOVリテイリングの社長に就任。約15年にわたって同社の成長をけん引した。

　ファーストリテイリングは、GUをグループの第二の成長の柱として事業拡大を図るべく経営体制を強化。ユニクロの台湾事業やベトナム事業のCEOを歴任した黒瀬氏を新社長に迎え、さらなるグローバル事業拡大を目指す。

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