
Image by: KANEI
デザイナーの山岡寛泳が手掛ける「カネイ(KANEI)」が、2025年秋冬コレクションでデビューした。デビューコレクションのデリバリーは8月から9月を予定している。
ブランドコンセプトは「旅人のコンパスとなる服」。挑戦を続ける現代人たちにとっての“コンパス”の役割を担うものづくりを目指す。製作においても、デザイナー自身が旅先で出会った素材や文化から着想し、さまざまな産地の職人のもとへ旅をしてものづくりを行っている。
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デザイナーの山岡は2002年生まれ、岐阜県出身。16歳でアートピースの鯉のぼりブランドを立ち上げた。文化服装学院に進学し、在学中にコレクションブランドでのインターンを経験。在学中に手掛けた鯉のぼりのアートピースは、「GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD」を受賞し、2024年には東京都が主催するファッションアワード「Next Fashion Designer of Tokyo」の特別選抜賞を受賞した。
デビューコレクションのテーマは「The Start of a Voyage」。「恥じらい」を花言葉に持つ牡丹の花をキーモチーフに採用し、刺繍やニット、タックボタンなどのディテールに落とし込むことで、旅の始まりに感じる高揚感と不安の交錯を表現した。

歌川広重の「東京北沢牡丹」を引用したモヘアニット(4万9800円)
Image by: FASHIONSNAP
1960年代の鉄道員の制服のディテールをサンプリングしたデニムのカバーオール(6万2800円)や、生成りのセルビッジデニムに青い牡丹の刺繍を施したデニムジャケット(7万8500円)、“大戦モデル”のディテールを引用し、柔道着などに用いられる刺し子織の生地で仕上げたジャケット(5万3800〜7万6500円)など、古着のデニムアイテムに着想したアイテムを中心にラインナップする。なお、生成りのデニム生地にはフェアトレード素材を採用している。








Image by: FASHIONSNAP
◾️KANEI:公式サイト
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