
写真や映像を制作する髙田将伍と映像作家の佐藤友理が、二人展「記録と記憶のあいだに」を東京・代田橋のflotsam booksで開催する。期間は3月21日から30日まで。
髙田将伍は1995年生まれ。佐藤友理は1994年生まれで、武蔵野美術大学造形学部および東京藝術大学大学院映像研究科卒。同展では、「iPhoneによる記録の意義・過去の蓄積とその系譜を辿ること」を主題とする髙田と、「『静止』に連想される『死』からの逃避」を主題とする佐藤、2人の動画作品を通して、流れ続ける儚い時間に対する思いや、記録の意味、記憶との向き合い方を再考する時間を共有する。
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なお、今回の展示に対し、大学時代に佐藤が師事していた写真家 鈴木親が下記の言葉を寄せている。
「絶対的に静止している、と言えるような物体は存在しない」
相対性理論では、ある視点から見れば止まっているように見える何かでも、
別の視点から動いて見える。どちらの視点も間違いではない。
つまり「誰から見ても止まっている物体」というものは無いということである。
矛盾する量子力学を用いても原子は振動して常に動いており、
このことから動画は世界の理を捉えることにもっとも優れたものの一つであると言える。
そして、動画という言葉は、動く画(え)であり、英語にすると motion picture になる。
常に動いている何かを止めたものが写真である。その写真が動いたものが動画なのである。
質量の違いなのか概念の違いなのか分からないが、
動画は写真の軽やかさに憧れ、写真は動画の重厚さに憧れる。
鈴木親
■髙田将伍・佐藤友理 二人展『記録と記憶のあいだに』
会期:2025年3月21日(金)〜 2025年3月30日(日)
会場:flotsam books
所在地:東京都杉並区和泉 1-10-7
時間:14:00〜20:00(水曜定休)
入場料:無料
flotsambooks公式サイト

佐藤友理と髙田将伍の作品
Image by: 佐藤友理/髙田将伍

Image by: 佐藤友理/髙田将伍

Image by: 佐藤友理

Image by: 佐藤友理

Image by: 佐藤友理

Image by: 佐藤友理

Image by: 佐藤友理

Image by: 佐藤友理

Image by: 髙田将伍

Image by: 髙田将伍

Image by: 髙田将伍
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