プラダグループが、2024年通期（2024年1月〜12月）の業績を発表した。純収益は前年比17％増の54億3200万ユーロ（約8646億7390万円）を記録。「プラダ（PRADA）」の売上高が同4.2%増の35億6337万ユーロ（約5673億988万円）だったことに加え、「ミュウミュウ（miu miu）」の売上高が同93％増の12億2805万ユーロ（約1955億1292万円）と飛躍的に伸びたことで、大きく成長した。

　地域別では、前年比45.8％増と大幅に伸長した日本を筆頭に、中東が26.0%増、ヨーロッパが17.5%増、アジア太平洋が13.1%増、アメリカが8.9%増と、全地域で増収を達成した。

　昨今、中国経済の減速などの要因から多くのラグジュアリーブランドが苦戦しており、ケリング（Kering）が2024年通期の売上高で前年比12％減、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループが同1.7％減、「ディーゼル（DIESEL）」や「メゾン マルジェラ（Maison Margiela）」などを擁するOTBグループが同4.4%減と業績を落とすなか、プラダグループと「エルメス（HERMÈS）」は成長を維持している。

※前年比実績は為替変動などの影響を除く
1ユーロ＝159円

■プラダグループ 2024年1〜12月期連結業績
売上高：54億3200万ユーロ（前年同期比17%減）
EBIT（利払前・税引前利益）：12億8000万ユーロ

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