「メゾン マルジェラ（Maison Margiela）」が、2025年春夏「アヴァン・プルミエール（Avant-Premiere）」コレクションにフィーチャーしたポップアップを伊勢丹新宿店 本館1階 ハンドバッグ / プロモーションと本館3階 ウエストパーク / プロモーションの2会場でスタートした。会期は3月11日まで。

　3階のポップアップでは、“新たなヘリテージ”をコンセプトにした2025年春夏シーズンの「アヴァン・プルミエール」コレクションから、レディ・トゥ・ウェアとシューズ、ハンドバッグを中心に展開。20世紀を代表するアメリカの女優 キャサリン・ヘップバーン（Katharine Hepburn）のプライベートなワードローブをイメージした、マニッシュでエフォートレスなスタイルやムードがコレクション全体に反映されている。

　ウェアコレクションからは、ニットポロやオールインワンとしても着用できるショーツ、ドレスをはじめ、1着でレイヤリングスタイルが叶うシャツやスカート、クラシックなワークウェアから着想を得たシャンブレーやデニムのセットアップなどを豊富にラインナップ。人の日常的な仕草によって生まれるしわを表現したドレープや履き込んだようなダメージ加工など、時の経過を感じさせるディテールを随所に散りばめたアイテムを揃えている。

　店内は、世界初披露となる白いラゲージを積み重ねたディスプレイを展開。キャサリン・ヘップバーンが荷物をラゲージに詰め込み、婚約者のケーリー・グラント（Cary Grant）とともに旅行に出かけるシーンを描いた映画「ホリデイ」を彷彿とさせる空間を表現している。壁面には、メゾンのパリ本社で使用しているものをイメージしたピンクのネオンカラーの「Welcome」サインをあしらったほか、カーペットには、メゾンのアイデンティティを示す「4本の白いステッチ」を手縫いで施した。

　1階のポップアップでは、3階と同じくキャサリン・ヘップバーンのエフォートレスでシックなムードを表現した空間で、ハンドバッグとスモールレザーグッズにフォーカスして展開。「アヴァン・プルミエール」コレクションで登場した新たなアイコンバッグ「ドレサージュ（Dress-Age）」を中心に、アイコンの「5AC」や「グラム スラム（Glam Slam）」ファミリーの新色など、多様なアイテムを揃えている。

　「ドレサージュ」は、メゾンのジェンダーレスな哲学を反映した台形型のトートバッグ。シボ加工を施した上質なカーフレザーに、馬の鞍から着想を得たダブルハンドルをあしらったデザインを特徴としており、クロージャーを留める向きを変えることで、手持ちと肩掛けの2wayスタイルを楽しめる。アーモンド、グラファイト、ブラックの3色を用意し、ラージ（グラファイトとブラックの2色展開、64万2400円）、ミディアム（46万900円）、スモール（35万900円）の3サイズを展開。また、3階のポップアップでは、日本限定のブラック × ブラックカラーの「ドレサージュ」（ミディアム、46万900円）も取り扱っている。

　シーズナルカラーである白とアーモンドを基調としたストライププリントのデザインで統一された1階のポップアップの入り口には、「ドレサージュ」を手にしたマネキンがスーツケースの上に並び、コレクションの世界観を体現している。

■メゾン マルジェラ 2025年春夏「アヴァン・プルミエール」ポップアップストア
会期：2025年3月5日（水）～3月11日（火）
会場：伊勢丹新宿店 本館1階 ハンドバッグ / プロモーション
　　　　　　　　　 本館3階 ウエストパーク / プロモーション
所在地：東京都新宿区新宿3丁目14-1
営業時間：10:00～20:00