パット・マクグラス
Image by: LOUIS VUITTON
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が、2025年秋に「ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン」をローンチすると発表した。このコスメティック部門のクリエイティブ・ディレクターに、世界で最も著名なメイクアップアーティストのひとりであるイギリス人のパット・マクグラス(Pat McGrath/DBE、デイム・コマンダー)を起用。彼女が持つ審美眼と知識を活かし、製品だけにとどまらないライフスタイル&ビューティ体験を創造していく。
同メゾンは創業以来、旅に寄り添ってきた歴史を持ち、そのアーカイヴには繊細な美容製品や香水、化粧品を持ち運ぶために特別に製作された革新的なバニティケースなど、ビューティにまつわる製品も多く存在する。1920年代には、ラグジュアリーなパウダーコンパクトやブラシ、ミラーをデザイン。また、1925年には、ソプラノ歌手 マルト・シュナルのために作られたオーダーメイドのキット「ル・ミラノ(Le Milan)」、ポーランドの作曲家 ヤン・パデレフスキへの美しいトイレタリーケースを製作した。加えて、メゾンが初めてウィメンズ向けに提案したバッグは、化粧品などの毎日の必需品を持ち運ぶために考案したものだっという。ビューティカテゴリーにおいては、すでにフレグランスコレクションを展開している。
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ルイ・ヴィトン会長兼CEOであるピエトロ・ベッカーリ氏は、「品質、処方、そしてイノベーションへの徹底的なこだわりによって展開していく『ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン』の登場は、メゾンのビジネスの進化においてごく自然なこと。この新たな世界が、お客さまの日常により多くの目的と喜びをもたらす機会となり、またメゾンのクリエイティビティと伝統を讃えていくでしょう」と語っている。
コスメティック部門のクリエイティブ・ディレクターとなったパットは、同メゾンをはじめとした名だたるラグジュアリーブランドやクリエイターとのコラボレーションのほか、世界中のモード誌でのクリエイションで知られる。2014年に大英帝国勲章5等勲爵士(MBE、メンバー)を受章、2021年にはエリザベス2世女王陛下から、メイクアップアーティストとして史上初であり唯一の「デイム」の称号を授与している。2015年からは自身のコスメブランド「PAT McGRATH LABS」を手掛け、グローバルで販売している。
パットは、「20年以上、ルイ・ヴィトンのファッションショーのバックステージで活動してきましたが、『ラ・ボーテ ルイ・ヴィトン』の立ち上げにあたり重要な役割を担うことができ、とても興奮しています。これは、卓越した職人技やクリエイティビティ、革新性の結晶。メゾンのビューティの世界は単なる製品を超え、私たちがここで生み出すものはラグジュアリービューティの新次元を切り拓くでしょう」と語っている。製品ラインナップの詳細については、今後発表される予定だ。

パット・マクグラス
Image by: LOUIS VUITTON












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