アイスタイルの2025年6月期第2四半期決算(2024年7~12月)は、売上高が前年同期比22.0%増の330億7200万円、営業利益が同75.8%増の14億9500万円、経常利益が同96.4%増の15億8800万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同128.5%増の11億円となり、増収増益だった。国内で展開するマーケティング支援事業およびリテール事業が業績をけん引し、中でもリテール事業のEC・店舗の成長が後押しした。
事業別では、コスメ・美容の総合サイト「@cosme」を中心にBtoB事業を展開するマーケティング支援事業が、中堅・新興ブランドとの取引拡大により売上高が同11.3%増の46億9100万円。リテール事業からの@cosme商標に関するライセンス料による利益計上(セグメント間取引)に加え、限界利益率の高い事業モデルのため増収寄与が効率的に利益拡大につながり、営業利益は同50.0%増の14億2300万円となった。
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店舗およびECサイトを展開するリテール事業は、同28.1%増の255億3300万円を計上した。ECはプラットフォーム連携による新客獲得や昨年12月の販売イベント「@cosme BEAUTY DAY」の成功により同28.0%の増収。店舗は、新規出店や既存店改装による延床面積の拡大に伴い、ネットとリアルを融合した体験が浸透したことで同28.2%の増収となった。営業利益は同26.3%増の13億400万円。
日本国外で展開するEC・卸売、店舗、メディアなどのサービスを行うグローバル事業は、中国越境ECの販売戦略見直しの影響により同2.5%減の20億5600万円。韓国事業における日本進出支援の成長などにより、営業損失は前期の7600万円から、今期2300万円となり赤字幅が縮小した。その他、美容部員を中心とした人材派遣やユーザー向けのBtoC課金サービス、企業への投資育成を展開する事業は、人材派遣事業の一部サービス終了の影響により売上高同8.4%減の7億9200万円だった。
これらの結果を受け、2025年6月期連結業績予想を上方修正した。修正後は、売上高が660億円(前回予想から3.1%増)、営業利益が28億円(同16.7%増)、経常利益が29億円(同20.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が19億円(同18.8%増)を見込む。
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