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「コーチ(COACH)」などを擁する米タペストリー(Tapestry)が、同社が展開するニューヨーク発のシューズブランド「スチュアート ワイツマン(Stuart Weitzman)」を米シューズメーカー「カラレス(Caleres)」に売却した。売却額は1億500万ドル(約157億9千万円)で、取引は2025年夏に完了する予定。
スチュアート ワイツマンは、1986年にデザイナー スチュアート・ワイツマンが設立。ソックスのように脚にフィットするブーツが人気で、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)やベラ・ハディッド(Bella Hadid)らセレブリティにも愛用者が多い。2015年に「コーチ」や「ケイト スペード ニューヨーク(kate spade new york)」を擁するタペストリー社の傘下となり、2018年に日本1号店を伊勢丹新宿店に出店。その後、銀座三越店、阪急うめだ本店に店舗をオープンした。2020年に国内の全店を閉店し日本から撤退している。
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カラレスは、「フェイマス フットウェア(Famous Footwear)」や「サムエデルマン(Sam Edelman)」、「アレン・エドモンズ(Allen Edmonds)」、「ナチュラライザー(Naturalizer)」などのフットウェアブランドを運営し、米国で約1000の小売店を展開している。
今回の取引について、タペストリーのジョアン・クレボワセラット(Joanne Crevoiserat)CEOは「タペストリーは今後、コーチのリーダーシップと成長の勢いを維持しつつ、ケイト・スペードを活性化し、持続的な成長と株主価値の向上を図っていきます。同時に、スチュアート・ワイツマンにとって理想的な新たなオーナーを見つけることができ、次の成長ステージへと導いてもらえることを嬉しく思います」とコメントしている。
カラレスCEOジェイ・シュミット(Jay Schmidt)は「スチュアート・ワイツマンはカラレスの主力ブランドとなり、当社の総収益のほぼ半分を生み出すことになるだろう」と述べた。
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