韓国発のフレグランスブランド「ボーン トゥ スタンド アウト（BORNTOSTANDOUT）」が、ロレアルグループのコーポレートベンチャーキャピタルファンドのBOLD（Business Opportunities for L'Oreal Development）とアメリカで消費材を中心としたベンチャーおよびグロースエクイティファームのTouch Capital社から、シリーズAの資金調達ラウンドAを完了したと発表した。なお、詳しい出資金額は非公開。

　ボーン トゥ スタンド アウトは、化粧品業界の株式アナリストとしての経歴を持つジュン・リム（Jun Lim）が、自身の業界に対する深い洞察とフレグランスへの情熱から2022年に設立。オリヴィエ・クレスプ（Olivier Cresp）やフランク・フォルクル（Frank Voekl）、ダフネ・ブジェ（Daphne Bugey）など名だたる調香師によるクリエイティブな香りを揃え、フレグランスのほかフレグランスタグ、ディフューザー、ハンドクリーム、ハンドウォッシュ、ボディクリーム、ボディウォッシュといった幅広いアイテムを展開している。伝統の李朝白磁にインスパイアされた白のボトルに、ブランドのキーカラーであるクリムゾンレッドのロゴをあしらったミニマルでありながらインパクトのあるデザインが特徴。韓国発のラグジュアリーグローバルブランドを目指し、立ち上げから2年で60ヶ国に進出している。

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　Touch Capital社の共同創設者であるAnna-Lena Kamenetzkyは、ブランドについて「非常に独特なラグジュアリーフレグランスのブランドと製品を生み出した先見の明のある起業家であるジュンを支援できることを嬉しく思います。現代的でありながら、韓国の職人の伝統に深く根ざしており、消費者がリピートしたくなる魅力的な緊張感を生み出しています」とコメントしている。

　同ブランドは今回の資金調達を通じてロレアルのグローバルブランド構築の専門知識を活用するほか、Touch Capital社からグローバルマーケットでのブランドの地位を強化するための戦略を得る。また、特に欧州とアメリカでのオフラインでの拡大を加速させる計画だという。

　ロレアルグループは直近で、韓国のスキンケアブランド「ドクタージー（Dr.G）」を展開するゴウンセサン コスメティックス（Gowoonsesang Cosmetics., Co. Ltd.）を買収している。

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