日本の“ロスト産業”を後世に繋ぐ、A LEATHERがクリーニングサービスをスタート 秋田の工場と提携
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A LEATHER 2025年秋冬コレクション 展示会の様子
Image by: FASHIONSNAP
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A LEATHER 2025年秋冬コレクション 展示会の様子
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日本の“ロスト産業”を後世に繋ぐ、A LEATHERがクリーニングサービスをスタート 秋田の工場と提携
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A LEATHER 2025年秋冬コレクション 展示会の様子
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日本発のレザー専門ブランド「エー レザー(A LEATHER)」が、レザー製品のクリーニングサービスをスタートした。大阪の直営店で申し込みを受け付けているほか、公式オンラインストアでも体制が整い次第対応を開始する。
クリーニングサービスは、秋田の老舗クリーニング工場と提携することで実現。レザーのクリーニングは製品の特性上、どんなに丁寧に取り扱っても元々あった傷がクリーニングによって見えやすくなるなどのリスクがあり、顧客とのトラブルをゼロにすることが難しい。技術者も限られる上、トラブルになった際の補償額も高額であることから、提携先の工場はレザークリーニングサービスの取り止めを検討していたという。エー レザーは、日本の優れた技術が時代の流れとともに消えていく現状を憂い、クリーニングにおいて顧客とトラブルになった際のリスクをブランド側で請け負うことで、同工場との提携を実現させた。
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サービス対象は、エー レザーの全正規アイテムで、購入場所は問わない。クリーニング希望者はブランド側に問い合わせ、大阪の直営店に品物を発送。担当者が見積もりを出し、顧客の了承が得られ次第秋田の工場に送り、クリーニング完了後に品物が返送される。全工程に要する時間は3週間程度を見込んでおり、基本的な価格帯は8250〜1万3200円。デザイナーの長岡利和は「日本には優れた技術があるにも関わらず、時代の変化とともに消えていく“ロスト産業”がたくさんある。微力ではあるが、そういったものを少しでも後世に繋いでいきたい」と狙いを語った。
エー レザーは、「日本のレザーを世界へ」をテーマに2022年に始動。食肉副産物として生み出された日本製皮革のみを用いてメンズ・ウィメンズウェア、シューズ、小物など幅広いアイテムを「オール・メイドインジャパン」で提案している。今年1月には、メンズウェアの見本市 ピッティ・イマージネ・ウオモ(Pitti Imagine Uomo)に初出展した。2025年秋冬シーズンでは、「ダブレット(doublet)」と協業するなど、事業を拡大している。
■問い合わせ先
A LEATHER
〒530-0031 大阪府大阪市北区菅栄町1-3
070-3223-7530
公式オンラインストア
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