フランスでの破産手続きの影響は? デサント運営「ルコックスポルティフ」の今
シューズ好調、新規カテゴリー投入も
ルコックスポルティフのシューズカテゴリー「NEXTEP」
Image by: FASHIONSNAP
ルコックスポルティフのシューズカテゴリー「NEXTEP」
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フランスでの破産手続きの影響は? デサント運営「ルコックスポルティフ」の今
シューズ好調、新規カテゴリー投入も
ルコックスポルティフのシューズカテゴリー「NEXTEP」
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フランス発のスポーツブランド「ルコックスポルティフ(le coq sportif)」を運営するルコックスポルティフが、財政難を理由に破産手続きを開始したと複数の海外メディアが報じた。日本国内では、デサントが同ブランドのライセンスを取得し運営しているが、その影響はどれほどあるのだろうか。2025年春夏コレクションの展示会で、ブランドのこれからについて担当者に聞いた。
本国のルコックスポルティフ社は、昨年11月にパリ商事裁判所で民事再生を申請。同年9月には、ジャージのスポンサー料の未払いを巡りフランスラグビー連盟から提訴されるなど、資金繰りに苦難していた。これを受け、パリ商事裁判所は、事業継続を前提とした6ヶ月間の観察期間を伴う民事再生手続きを承認。今年1月には複数の海外スポーツメディアで破産手続きを開始したと報道されているが、1月28日現在、ブランドからの公式発表はない。
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一方、日本国内および中国や韓国をはじめとしたアジア地域では、ルコックスポルティフのライセンスを取得したデサントが同ブランドを運営。担当者によると、本国の破産手続きによる国内への影響はなく、今後も変わらずに展開を続けるという。
◆シューズカテゴリーが好調 新カテゴリーも投入し独自路線へ
デサントの2024年4〜9月期連結業績における国内ルコックスポルティフの売上高は、49億6100万円を計上。前年同期比で7億4100万円の減収となったが、中国では285店舗、韓国では203店舗を運営しており、特に中国では、この3年で売上が約1.3倍に伸長している。
カテゴリー別に見ると、シューズが好調だ。手を使わずに着脱できるハンズフリースニーカー「NEXTEP」が、幅広い年齢層の支持を集めて売上を伸ばしており、2025年春夏シーズンは、2024年春夏シーズンと比較して、受注額が約3倍に伸長したという。シーズンごとに新作を投入し、今後もさらなる成長を見込むほか、今シーズンは、ローンチから30周年を迎えるゴルフカテゴリーをはじめ、コラボレーションなども実施予定だという。
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