
Image by: FASHIONSNAP
「カラー(kolor)」が、創業デザイナーの阿部潤一の後任として、堀内太郎が新たにデザイナーに就任することを発表した。
カラーは、阿部潤一が2004年に設立。2005年から東京で新作コレクションの発表をスタートし、2009年には東京・南青山に直営店をオープンした。2012年秋冬シーズンから発表の場をパリにシフトし継続的にコレクションを発表していたが、パリファッションウィーク期間中の現地時間1月25日に行われた2025年秋冬コレクションショーを最後に、阿部がデザイナーを退任することを表明していた。
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新たに就任する堀内太郎は、1982年東京出身。2007年にアントワープ王立美術アカデミーを首席で卒業後、2010年春夏シーズンにウィメンズブランドの「タロウ ホリウチ(TARO HORIUCHI)」を立ち上げた。2012年には第30回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞。2018年秋冬コレクションより「ティーエイチ プロダクツ(th products)」をスタートした。自身のブランドの他に、MUJI LaboやDESCENTE ALLTERRAIN、ZIPAIR等のプロジェクトにも携わってきた。
日本時間の1月27日20時に公式インスタグラム上で公開された動画の中で、阿部はブランドが長年あり続けるためには新しく変わり続ける必要があることから、自身の退任と新デザイナーの起用を決意したと説明。堀内を後任に指名した理由について、「こだわって妥協しない、“一着入魂”のような作り方をするところが自分と近しいと思った。変えるためにデザイナー交代を決めたので、変わっていってほしいし、変わってもらわないと困る。僕はサブとしてこれからもそばにいる」とコメントした。
堀内は、「プレッシャーを感じるが、これまでのカラーをしっかりと継承しながらも、阿部さんとは違う部分を活かしながら新しいバランスで新しい提案をしていきたい。それが新たな化学変化になれば」と意気込みを語った。
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