2025年秋冬シーズンに向けたメンズコレクションの新作を発表するパリファッションウィーク（以下、パリコレ）が、現地時間1月21日に開幕した。公式スケジュールでは、1月21日から1月26日までの6日間で37のショーと30のプレゼンテーションが行われる。

　今シーズンは、「ランバン（LANVIN）」が、パリファッションウィークに復帰し、2025年秋冬ウィメンズおよびメンズのプレタポルテコレクションを発表。新アーティスティックディレクターのピーター・コッピング（Peter Copping）によるデビューコレクションとなる。また、5年の時を経て「ジャックムス（JACQUEMUS）」が公式スケジュールに復帰する。スティーブン・ストーキー・デイリー（Steven Stokey Daley）が手掛けるロンドンを拠点にするファッションブランド「エス・エス・デイリー（S.S.DALEY）」はパリファッションウィークに初参加する予定だったが、ショー開催直前で中止となった。

　初日の1月21日には、ファレル・ウィリアムス（Pharrell Williams）とNIGO®の協業による2025年秋冬メンズコレクションを発表した「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」のほか、岩井良太が手掛ける「オーラリー（AURALEE）」や末安弘明による「キディル（KIDILL）」といった日本のブランドがショーやプレゼンテーションを実施。また、公式スケジュールではないが、浅川喜一朗による「シュタイン（ssstein）」がパリで初めてのファッションショーをパレ・ド・トーキョー（Palais de Tokyo）で開催した。シュタインは世界で活躍するファッションデザイナーの輩出を目指すファッションプライズ「FASHION PRIZE OF TOKYO」の受賞特典によりショー開催に至っており、2025年秋冬コレクションではロロ・ピアーナやオルメテックスなど海外の高品質な生地に加え、今シーズンも日本製のオリジナル生地を開発。ウールカシミヤビーバーをリバー縫製で仕上げたコートやジャケットなどを披露した。

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◾️パリファッションウィーク 25AWメンズスケジュール（※日時はパリ時間）