「ケイタマルヤマ（KEITA MARUYAMA）」が、ファッションドール「ブライス（BLYTHE）」を展示するイベント「クチュールブライス」を旗艦店 MAISON de MARUYAMA 丸⼭邸で開催する。期間は1月22日から2月8日まで。

　同イベントは、ブランド設立30周年を記念したプロジェクト「丸山百景」の一環として企画。ケイタマルヤマ 1994年秋冬シーズンのデビューコレクションで「ドリームズ・カム・トゥルー（DREAMS COME TRUE）」の吉⽥美和がランウェイで着⽤したルックを初め、デザイナーの丸山敬太がこれまでのコレクションから厳選したルックをまとった、全12点のドールを展示する。

Image by: KEITA MARUYAMA

　ドールは、帽⼦やアクセサリーの制作などを手掛け、⻑きにわたり丸山の仕事仲間であるブライス作家 ふじもとあや（Oui Oui）とともに、ケイタマルヤマのアトリエチームが半年間をかけて製作。コレクションルックを⼩型化するだけでなく、ブライスの世界観と調和させながら実物が持つ世界観を再現することに尽力したという。

　そのほかイベントでは、クリエイティブスタジオ「クローカ（KLOKA）とコラボレーションしたオリジナルドールハウスやミニチュア家具、雑貨などの作品も展⽰販売。ドールハウス（11万円）やフロアランプ（3万800円）、バンケットチェア（3万3000円）、カウチ（6万500円）などを揃える。

Image by: KEITA MARUYAMA

　開催前日の1月21日に行われた内覧会には、デザイナーの丸山が登場。「この企画は、ブランド設立30周年という記念すべき年に僕がどうしてもやりたかったことの一つ。元々は数年前に『ジェイドガーデン』というブライスのコラボのお話をいただいたことがきっかけでしたが、当時から『僕の30年間のアーカイヴを着たブライスたちが並んだらいいな』と考えており、今回実現しました」とイベント開催の背景を語った。

　幼い頃からリカちゃん人形などで遊ぶ“ガーリーな男の子”だったという丸山は、「僕にとっては、ティッシュペーパーを使って人形のドレスを作ったのが『一番最初に誰かのためにドレスを作った』と思える記憶。それくらい当時からドールへの思い入れを強く持っていたので、僕もアトリエスタッフも本業を忘れるくらい、本当に楽しい製作の時間でした」と話した。

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Image by: KEITA MARUYAMA

　なお、イベントで展⽰される12点のクチュールブライスは、全てオークション形式で販売。オークション開始価格は各33万円で、1月22日12時から2月8日21時までの期間、専用フォーム上で入札を受け付ける。丸山はオークション形式を採用した理由について、「このブライスたちを本当に大切にしてくれる、愛してくれる人たちのところに行ってほしいという気持ちが強く、僕自身もこの子たちの“嫁入り先”を知っておきたかったからです」と説明した。

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CULTURE

■クチュールブライス展⽰イベント
会期：2025年1月22日（水）〜2025年2月8日（土）
時間：12:00〜19:00
会場：MAISON de MARUYAMA 丸⼭邸
所在地：東京都港区南⻘⼭4-25-10
定休日：日曜日、月曜日
電話：03-3406-1935

■オークション詳細・入札：専用フォーム

■ケイタマルヤマ：公式サイト