東京生まれの写真家 Takako Noelの写真集「Cenote」が発売中。
またこれを記念した写真展が、名古屋のC7C gallery and shopにて1月26日（日）まで開催されている。

メキシコと日本を拠点とし、「生と死、魂はどこから生まれどこに向かっていくのか」という人間の根源的な問いをテーマに活動するTakako Noel。

自身のメキシコでのシャーマニックな療法体験や、Carl Gustav Jungの心理療法をもとに、写真を通して人間の精神の浄化や癒やしのプロセスを表現している。

新作写真集「Cenote」は、メキシコ・トゥルムに滞在しながら撮影された1冊。

彼女の魔術的とも言える写真は、夢の中のような精神世界を繊細に写し出し、彼女自身の死生観を反映する。

そして明るさと暗さ、儚さと強さといった相反するさまざまな要素が、観る者に記憶想起を導いていく。

本作にはタイムレスな幻想と一瞬のスナップが生み出す、心地よいアンチノミーが宿っている。

また写真展では、彼女が現地で暮らす人々とコラボレーションした作品を展示。

彼らがセノーテ（メキシコ・ユカタン半島に点在する、陥没穴に地下水が溜まった泉）で泳ぐ様子が、Jungの提唱する「普遍的無意識」の中に潜り、心の全体性を獲得していくイニシエーションとして切り取られた。

無二の視線が捉えた、刹那的な美しさ。
心身に癒やしをもたらす、幻想的な風景に引き込まれて。

C7C GALLERY AND SHOP
c7c.jp/

【Takako Noel “Cenote”】
DATE：1月26日（日）まで開催中
TIME：1:00pm～6:00pm
PLACE：C7C gallery and shop
ADDRESS：愛知県名古屋市千種区千種2-13-21 2階
ADMISSION FREE
WEBSITE：c7c.jp/cenote/

【“Cenote” by Takako Noel】
PRICE：￥7,200
AVAILABLE TO BUY FROM：cenote.takakonoel.com/items/95685830