みなさんこんにちは。
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USです。
本年もボチボチ南さんのブログに寄稿させて頂きますので、よろしくお願い申し上げます。
今年は新年早々、年末ジャンボ宝くじのアタリを引いたので幸先の良いスタートを切れたと自負しております!
(300円。誰でもあたるやつってのはナイショです。。。)
昨年末から為替変動の問題が再燃し、2025年も繊維分野だけにかかわらず、生産業者・輸入業者の方色々大変そうだなと案じております。
さて、今回は先日訪問したある展示会で感じたことについて書こうと思います。
アテンドしてくださった方から「弊社は機能性に拘った物づくりをしています!」と説明がありました。
SSの展示会なので夏を快適に過ごせるような工夫のある商品が並んでおり、確かに生地や加工に拘った商品であることは理解できました。
各販売店向けの展示会なので一般消費者が来場されて商品を見ることはできません。
そこで説明を受けた商品情報は、商品を買い付けたバイヤーを通じて実際に販売するスタッフに共有され、消費者に伝達されることとなります。
子どものころに遊んだ伝言ゲームを思い出して頂ければわかりやすいと思いますが、発信者の文言をそのまま伝えていくのは非常に難しいです。
話を展示会に戻すと、
企画製造者(細分化すると商品企画者→メーカーの営業)→販売店のバイヤー(場合によっては→店長)→販売員→消費者
という形での伝達になるので企画製造者の意図や想いがどんどん薄まるだけでなく、残念ながら歪曲して伝わってしまうこともあります。
これは少し残念な話ですが、前述の展示会で機能性について営業担当の方に色々質問を重ねていくと、明らかに答えに歯切れが悪くなっていくということもありました。
恐らく商品つくりをする際に生地を選定したメンバーならこのようなことはなかったと思います。
製造メーカーの展示会ですらこのような状況なので、これが社内で企画生産をしているSPA型アパレルでも同じことがあるでしょう。
私が店長として働いていた頃の話ですが、2か月に一度くらい店長会が開催されて全国から本社に集まっておりました。
そこでは新作の商品説明に時間を大きく時間を割いており、店に戻ったらスタッフに商品説明をしっかりするように言われておりました。
各店長がしっかりその思いを伝達していたのかは定かではないですが、少なくとも自分は店に戻った後、ミーティングを実施し、その商品に対する想いや意図を伝えたつもりでした。
しかし、残念ながら全てを伝えられた自信はありませんでしたが商品に愛着を持って販売するということには繋がったとは感じる機会が多くありました。
伝言ゲームになって思い通りに商品の魅力が伝わらない、ということがあるかもしれませんが、物づくりの想いをしっかり伝えることで商品に愛着を持って販売できるというメリットはあると思います。
ただし、機能性などの部分においてはきちんとした知識を付ける必要があり、販売員の言い方ひとつでその機能性の説明も大きく変わってくる場合もあります。
前述のような説明会や説明資料をしっかり作成することも重要ですが、販売員の皆さんは社内資料の確認のほか、機能性素材の説明などについては積極的に繊維の検査協会や素材メーカーのHPなどを確認するなどして、情報収集を積極的にすることを心掛けて頂き、自らの力で商品の知識を獲得することもしてもらいたいと思います。それが、ひいては消費者の信頼も勝ち得ることに繋がることになると思います。
以上USでした!
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