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ワコールホールディングスが、4月1日付でグループの組織改編を発表した。ブランドマネジメント体制の確立とサプライチェーンマネジメント(以下、SCM)改革の加速、成果最大化を主眼に改編を行うことで、低迷する業績からのV字回復を目指す。
今回の体制変更では、グループ内直営事業全体の体制強化を目的に、店舗の新規出店などを担当する店舗開発室をグループ会社のワコールからワコールホールディングスに移管。ブランド価値の最大化とSCM最適化および利益最大化を目指して現行のマーケティング本部、商品本部、技術・生産本部の3本部を解体し、マーケティング本部とSCM本部の2本部に再編することも明らかにした。
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同社が2024年11月11日に発表した2025年3月期第2四半期決算(2024年4月〜9月)では、所有していた不動産の売却により営業利益は大幅な増益になっているものの、売上収益が前年同期比5.2%減、事業が生み出す利益を示す事業利益が同39.6%減を記録。2025年3月期の通期業績予想では売上収益を1830億円から1810億円に、事業利益を2億円から25億円の赤字に下方修正していた。
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