「ローラ アシュレイ」展示会(2021年撮影)
Image by: FASHIONSNAP
米ブランド管理会社マーキー・ブランズ(Marquee Brands)が、米投資会社ゴードン・ブラザーズ(Gordon Brothers)からライフスタイルブランド「ローラ アシュレイ(LAURA ASHLEY)」を買収したと発表した。取引額は公開されていない。
ローラ アシュレイは1953年にイギリスで誕生し、イギリスやアメリカ、日本、韓国、その他アジアの主要市場などグローバルに展開。近年、本国イギリスでの経営が振るわず、新型コロナウイルスの感染拡大で客足が遠のいたことが追い打ちとなり経営破綻し、2020年4月にアメリカの投資会社ゴードン・ブラザーズ(Gordon Brothers)に買収された。現在は世界80ヶ国以上で150以上のブランド小売店などを通じて展開している。
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日本では、1986年から2018年9月までイオンが事業を手掛けていたが、契約満了をもって終了し、国内の全店舗を閉店。その後、ワールドライフスタイルクリエーションがマスターライセンシーの伊藤忠商事とサブライセンス契約を交わし、2021年1月から東武百貨店池袋本店など主要百貨店での出店を再開していた。
発表された書面によると、今回のローラ アシュレイの戦略的買収により、マーキー・ブランズはロンドンに初の欧州本部を開設し、グローバルな事業展開を拡大。同社保有ブランドの小売額は、全世界で40億ドル以上に増加する。世界的に認知されたライフスタイルブランドであるローラ アシュレイが有するライセンス事業モデルやグローバルネットワークを活用することで、北米や中南米をはじめ、アジア太平洋地域、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)、その他の主要地域で新たなビジネスを推進することを目指すとしている。なお、英国に拠点を置くローラ アシュレイのチームは維持されるという。
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