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LINEヤフーが、越境EC大手のビーノス(BEENOS)を買収する。2025年2月末にTOB(株式公開買い付け)を開始し、全株式を取得して完全子会社化する。買収予定額は約538億円。
LINEヤフーは、コマース事業において、取り扱い高1兆円規模のリユース事業を展開。今後も環境意識の高まりによるリユース品の再評価や、若年層を中心としたリユース品購入に対する抵抗感の薄れなどにより利用人口拡大を見込んでいる。中でも、越境EC市場は今後大きく拡大できる余地があると見込んでおり、有望な成長市場であると考えていたという。同社は、システム・商品への相互理解があるビーノスとの関係性を深化させることで、同社越境ECビジネスの強化につながると考え、買収を決定した。
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BEENOSは、EC関連事業の企画・開発・運用を目的として1999年に設立し、2004年に東京証券取引所マザーズに上場。2007年に連結子会社のショップエアラインが米国イーベイと業務提携し、共同で米国・日本間のクロスボーダーショッピングサイト「セカイモン(sekaimon)」を開始した。2008年に設立した子会社 tensoでは、海外居住者向けに日本の商品を海外発送代行するサービス「tenso.com」や、商品を代理購入するサービス「Buyee」を運営している。2016年には、東京証券取引所第一部に市場を変更。2019年にファッション・コ・ラボとの共同出資により、ファッション専門の越境ECサイトの運営を目的としたFASBEEを設立した。翌年にはBEENOS Entertainmentを立ち上げ、エンターテインメント領域のDX支援事業も手掛けている。2024年9月期通期の連結売上高は前年同期比21.8%増の254億円、営業利益は同46.7%増の24億円だった。
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