ゲオホールディングスのグループ会社OKURAが、ラグジュアリーブランドのヴィンテージアイテムを取り扱う新事業「ヴァルール（VALEUR）」を開始した。2025年春には、東京・表参道に直営店の出店を計画している。

　ゲオホールディングスは新事業開始の背景として、一次市場におけるラグジュアリーブランドの価格上昇に加え、リユースショップの増加やフリマアプリの普及で中古品の売買が一般的になったといった市場環境の変化により、ラグジュアリーブランドのヴィンテージアイテムに対する需要が高まっていることを挙げている。ヴァルールを通じて、これまでグループの事業で接点が少なかったファッション感度が高い大人の女性とのタッチポイントの創成を目指すという。

　ヴァルールでは、高級腕時計やバッグ、ジュエリーなどの買取・販売、卸売事業、オークション運営などの事業を展開しているOKURAが培った真贋技術や時計メンテナンス技術、商品調達網を活用し、「カルティエ（Cartier）」「エルメス（HERMÈS）」「シャネル（CHANEL）」「ロレックス（ROLEX）」などのウィメンズヴィンテージアイテムを中心に取り扱う。ヴァルールで取り扱うヴィンテージウォッチは購入後12ヶ月の保証期間を設け、1級時計修理技能士を10人以上雇用することで、自社での修理にも対応する。また、アパレル企業出身者による接客サービスにも注力するという。今後はメンズアイテムの導入も計画している。

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■VALEUR：公式オンラインストア