大丸松坂屋百貨店が、プロジェクト「エコーバース（EchoVerse）」を立ち上げ、2025年春からVTuber事業に参入する。これに先駆け、11月29日から2025年1月24日までの期間、VTuberのタレントオーディションを開催。オーディションへの応募は公式サイトで受け付けている。

　同社は、2021年からTikTokのクリエイティブコンサルティングなどを行うインフルエンサー事業に取り組んでいる。2023年には、VRChat向け3Dアバターの制作販売を行うメタバース事業に参入した。

　今回のVTuberプロジェクトには、これら2つの事業で培ってきたノウハウや人脈を活かす。プロジェクト名の「エコー」には、「クリエイターたちの『情熱』や『技術』、そこから生まれる『文化』が次々と共鳴し広がっていくように（『エコー』するように）」という想いが込められており、「物語の一節」という意味を持つ「バース」では、「クリエイターたちの活動や、そこから紡ぎ出される新しい世界」を表しているという。

　タレントオーディション合格者は、同社所属のVTuberとして、ゲーム配信や歌動画の投稿といったエンターテインメントの提供を担う。大丸松坂屋百貨店は、実績あるクリエイター陣との連携によって高品質なアバターを提供し、VTuber活動に安心して専念できる環境を整備するとしている。

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