フランス発のスポーツブランド「ルコックスポルティフ(le coq sportif)」を運営するルコックスポルティフが民事再生を申請し、承認されたと同社の親会社 アレスィスSA(Airesis SA)が発表した。
ルコックスポルティフは、11月22日にパリ商事裁判所で民事再生を申請。審査の結果、事業継続を前提とした6ヶ月間の観察期間を伴う民事再生手続きが認められたという。同社は、今年9月にジャージのスポンサー料の未払いをめぐり、フランスラグビー連盟から提訴されていたことが複数メディアによって報道された。また、10月にはアレスィスSAがルコックスポルティフの資金繰りが悪化していると明らかにしていた。
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民事再生に際してアレスィスSAは、 「ルコックスポルティフは、この手続きを通じてブランドが直面する課題に対応しつつ、330名の従業員の雇用を保護することを目指しています」とコメント。また、過去にルコックスポルティフがパリオリンピック・パラリンピックのフランス選手団の衣装を担当したことを例に挙げ、「グローバルブランドとしての能力を活用して事業活動を継続しながらビジネスモデルを強化していく」と付け加えた。
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