(左より)ニコラ・イエロニムス氏、三木谷浩史氏
Image by: 日本ロレアル
日本ロレアルと楽天が、パートナーシップ契約の締結に向けて協議を開始すると発表した。パーソナライズされたビューティソリューションをユーザーごとに提供することで、ビューティ領域において顧客体験のさらなる向上を目指し、相互の強みを生かした新たな価値の創出を図る。
両社は、日本ロレアルのデータおよび最先端のビューティテックと、楽天のマーケティングデータや独自のAI技術を組み合わせ、パーソナライズされたビューティソリューションの提供について協議を進めていく。AI等を用いて楽天ユーザーの属性情報を分類したデータベース「Rakuten CustomerDNA」や、ビッグデータを分析して消費行動を理解するAIエージェント「Rakuten AIris」による消費行動分析データを活用した、新しい検索広告やディスプレイ広告の開発を行う。また、ロレアルの生成AIビューティコンテンツラボ「クリエイテック(CREAITECH)」とパーソナルビューティアシスタント「ビューティ ジーニアス(Beauty Genius)」の連携などにより、顧客体験のさらなる向上を通じて、すべての人々に最適な美を提供していく。
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ロレアルグループ最高経営責任者のニコラ・イエロニムス氏は「115年にわたりビューティを専業としてきたロレアルは、これからのカスタマージャーニーにおいて、テクノロジーこそが美の可能性を押し広げ、世界中の人々の生活を向上させると確信しています。楽天とのパートナーシップにより、私たちはさらに一人ひとりの美のニーズに寄り添ったパーソナライズドビューティを実現します」とコメント。
楽天の三木谷浩史・会長兼社長は「ビューティテックの最先端企業であるロレアルと、顧客体験のさらなる向上を目指して協業できることを光栄に思います。楽天の豊富なマーケティングデータやAIテクノロジーと、ロレアルの専門的な知見を組み合わせることで、日本のビューティ市場に新たな価値を提供できると考えています」と語った。
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