TSIホールディングスが11月8日、同社連結子会社が運営するセレクトブランド「ローズバッド(ROSE BUD)」をビーズインターナショナルに譲渡することを発表した。2025年2月1日付で譲渡を実行する。取引額は非公開。
ローズバッドは、1993年3月に女性向けセレクトショップの先駆けとして渋谷の明治通り沿いに誕生。独自のフィルターを通して世界各国から集めたウェアや雑貨など、アイテムとテイストを自由にミックスさせた「クローゼットのようなセレクトショップ」をコンセプトに、現在はオリジナルブランドも展開している。
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TSIホールディングスは、子会社の東京スタイル(現在は休眠会社)が2011年8月に運営会社エレファントとブランドと同名の会社ローズバッドの株式を取得し、2015年12月に完全子会社化。同時にローズバッドはエレファントを吸収合併した。なお、ローズバットはTSIグループ再編に伴う吸収合併により、2021年3月に消滅している。
ローズバットの事業譲渡は、TSIホールディングスが2024年4月に発表した中期計画「TSI Innovation Program 2027」内の事業ポートフォリオの見直しの一環として実施。譲渡先であるビーズインターナショナルは、「エクストララージ(XLARGE)」や「エックスガール(X-girl)」などのストリートアパレルブランドを展開しており、ローズバッドとの親和性が高いと判断したという。今回の譲渡による2025年2月期通期(2024年3月~2025年2月)連結業績に与える影響は軽微となる見通しとしている。
今中期の事業ポートフォリオの見直しではローズバッドのほかに、「メクル(MECRE)」と「シャロル(CHAROL)」の撤退を決めている。
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