11月開催のアートイベントの中からQUIおすすめのイベントをピックアップ。詳細情報も併せてチェックを。
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WHAT CAFE EXHIBITION vol.38「ギグス・アンド・ホビーズ:美術実践の日常風景」が開催
アートギャラリーカフェ「WHAT CAFE(ワットカフェ)」は、2024年10月30日(水)から11月10日(日)まで、「WHAT CAFE EXHIBITION vol.38:ギグス・アンド・ホビーズ:美術実践の日常風景」を開催。キュレーションに美術家の大竹寛子氏、キュレーションサポートにキュレーターの丹原健翔氏の協力のもと実施する。
本展では、美術実践という一見無関係な作家の制作以外の仕事や関心事などが、アーティストが制作する美術作品に影響を与え、それぞれの作家の独自性や世界観を形作る重要な要素であるということに着目し、作家のギグス・アンド・ホビーズ(仕事や趣味)と美術制作の相互関係について向き合う。
WHAT CAFE EXHIBITION vol.38
ギグス・アンド・ホビーズ:美術実践の日常風景
(英題:Gigs and Hobbies: The Everyday in Art Practice)
展示期間:2024年10月30日(水)~11月10日(日)
参加アーティスト(敬称略・順不同): 大竹寛子、川村摩那、髙橋健太、立石従寛、奈良祐希、長谷川寛示、平澤賢治、藤元明、宮崎啓太、宮原嵩広、横手太紀、李豪哲、Gil kuno、Hogalee、Nimyu、Yeji Sei Lee
会場:WHAT CAFE
住所:〒140-0002 東京都品川区東品川2-1-11
営業時間:11:00~18:00(最終日は17:00閉館)
入場料:無料
※感染症拡大防止の観点により開催中止・一部内容や時間が変更になる場合があります
※会期中、展示の入れ替えや貸出イベントなどで休館することがあります。詳しい営業日は公式サイトをご覧ください
アートディレクター・吉田ユニの新作「PLAYING CARDS」が大阪で初公開
昨年に韓国のソウルミュージアムと、原宿のラフォーレミュージアムにて展示され好評を博した吉田ユニの新作「PLAYING CARDS」をグラングリーン大阪内の新しい文化装置「VS.」で初公開する。
トランプの絵柄をよく見ると「お菓子や果物」「文房具」などの日常的なモチーフを表現していることに気がつく。少し視点を変えるだけでまた違った世界が楽しめるような、日常の小さなところに楽しさがあるというメッセージが込められた作品たちは、すべて撮り下ろしで制作されており訪れる人々に驚きを与える、細部まで計算し尽くされたアートワークが見どころだ。展示に合わせ、会場ではトランプモチーフの人気商品の他、今回のために新しくデザインされたオリジナルグッズが販売される。また関西初の展示を記念し、アーティスト真鍋大度とのスペシャルコラボレーションが実現する。
吉田ユニ YUNI YOSHIDA アートディレクター / グラフィックデザイナー
1980年東京生まれ。女子美術大学卒業後、大貫デザイン入社。宇宙カントリーを経て2007年に独立。広告、CDジャケット、装丁、映像など幅広い分野で活動中。LUMINE、資生堂、エテュセ、UNIQLO×DISNEYコラボレーション、Charaや木村カエラ、Perfume、VaundyなどのCDアートワーク、ドラマ「エルピス」のキービジュアル、東京03や渡辺直美のライブビジュアル、コスメブランド「Wonjungyo」のTWICEモモを起用した広告等を手がける。2016年東京ADC賞、2019年毎日デザイン賞受賞、MAMA 2019 Best Art director賞受賞。
吉田ユニ展「PLAYING CARDS」
開催期間:2024年11月1日(金)~12月1日(日)
平日・日曜・祝日 11:00~20:00 / 金曜・土曜・祝前日 11:00~21:00
※会期中無休、入場は閉館の30分前まで
会場:グラングリーン大阪「VS.(ヴイエス)」
入場料:一般1,800 円 大学生・専門学校生900円、中高生500円、小学生以下無料
友沢こたお個展「Fragment」がGallery & Bakery Tokyo 8分の柿落としに決定
「ArtSticker(アートスティッカー)」を運営する株式会社The Chain Museumと、「THE CITY BAKERY」を運営する株式会社フォンスが、2024年11月に開業予定のアートギャラリーとベーカリー&カフェが併設する「Gallery & Bakery Tokyo 8分」。その柿落とし展としてアーティスト・友沢こたおの個展「Fragment」を2024年11月2日(土)より開催。
友沢こたお
1999年フランス・ボルドー生まれ。2024年東京藝術大学大学院 美術研究科修了。スライム状の物質と有機的なモチーフが絡み合う独特な人物画を描く。シンプルな構成ながら、物質の質感や透け感、柔らかさのリアルな表現が見る者に強い印象を与える。2019年度久米賞受賞、2021年度上野芸友賞受賞。海外での個展やグループ展、アートフェアにも多数参加している。
友沢こたお個展「Fragment」
会期:2024年11月2日(土)〜12月3日(火)
会場:Gallery & Bakery Tokyo 8分
住所:〒104-0031 東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 1F
BENTEN 2024、歌舞伎町で新たなアートナイトイベントが開催
2024年11月2日(土)、3日(日)、4日(月・祝)の3夜にわたり、新宿・歌舞伎町で新たなアートイベント「BENTEN 2024」が開催される。芸術監督として「BENTEN 2024」に携わるのは、日本を代表するアーティストコレクティブであり、10年以上にわたり歌舞伎町でのプロジェクトを継続的に展開しているChim↑Pom from Smappa!Groupだ。彼らは3夜にわたって、王城ビル、新宿歌舞伎町能舞台、デカメロン、WHITEHOUSE、東京砂漠など、歌舞伎町エリアに近年続々とオープンしてきた個別のスペースをアートの生態系として繋げ、歌舞伎町界隈が既に独自の芸術地区として成立していることを可視化する予定だ。
今回のイベントでは、参加アーティスト・プログラムの第一弾が公開された。チェン・ティエンジュオによる個展を始め、Global Heartsがプロデュースする2夜のクラブからアーティストによる横丁イベント、街中で展開されるプログラムまで、歌舞伎町一帯が展覧会、パフォーマンス、音楽、フードなど、多様な表現の発酵床となる。東京最後の歓楽街と言われ、現在日本で最も人が集まる歌舞伎町界隈が特異なアートの現場として世界に認知されること。その文化的・観光的インパクトは相当に大きいだろう。また、比類なき「夜の街」である歌舞伎町での芸術祭は、ホワイトキューブをベースにした画一的なアート界にも大きな影響をもたらすことだろう。
BENTEN 2024(英語表記: BENTEN 2024 Art Night Kabukicho)
芸術監督: Chim↑Pom from Smappa!Group
会期:2024年11月2日(土)15:00-5:00、11月3日(日)15:00-5:00、11月4日(月)15:00-24:00(会場によって開場時間が異なる。公式WEBサイトやSNS等で確認できる。)
会場:歌舞伎町界隈一帯(王城ビル、WHITEHOUSE、新宿歌舞伎町能舞台、AWAKE、デカメロン、東京砂漠ほか)
東京都写真美術館にて「アレック・ソス 部屋についての部屋」が開催
本展では、初期を代表するシリーズ〈Sleeping by the Mississippi〉から、今秋刊行予定の最新作〈Advice for Young Artist〉まで、約60点の作品を6つのセクションで紹介。30年に及ぶソスの歩みを振り返るだけでなく、「部屋」をテーマにソスのこれまでの作品を編み直す、東京都写真美術館の独自の試みである。
アレック・ソス Alec Soth
1969年アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス生まれ。現在も同地を拠点に活動。これまでに、『Sleeping by the Mississippi』(Steidl、2004年)、『Niagara』(Steidl、2006年)、『Broken Manual』 (Steidl、2010年)、『Songbook』(MACK、2015年)、『I Know How Furiously Your Heart is Beating』(MACK、2019年)、『A Pound of Pictures』(MACK、2022年)など、数多くの作品集を出版。
「Alec Soth: The Space Between Us」(ジュ・ド・ポーム、パリ、2008年)、「From Here to There: Alec Soth’s America」(ウォーカー・アート・センター、ミネソタ、2010年)、「Gathered Leaves: Photographs by Alec Soth」(メディア・スペース、ロンドン、2015年)など個展も多数。2022年には日本の美術館で初の個展「アレック・ソス Gathered Leaves」(神奈川県立近代美術館 葉山、神奈川)が開催された。2004年に国際的な写真家集団「マグナム・フォト」に参加し、2008年より正会員。2008年から出版や教育活動を行うレーベル「Little Brown Mushroom」を主宰している。
アレック・ソス 部屋についての部屋
会場:東京都写真美術館 2階展示室
会期:2024年10月10日(木)–2025年1月19日(日)
時間:10:00-18:00(木・金曜日は20:00まで)※入館は閉館30分前まで
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)、年末年始(12/29-1/1)
住所:〒153-0062 東京都目黒区三田1丁目13−3 恵比寿ガーデンプレイス内
「チェン・ウェイ Sleepless Tonight」がOTA FINE ARTSとOTA FINE ARTS 7CHOMEの2か所で開催
中国の80年代生まれを代表する作家として北京をベースに活動を続けるチェンは、写真を主たる表現方法に用いて作品を発表してきた。本年7月18日から10月6日まで開催された東京都写真美術館のコレクション展『TOP コレクション 見ることの重奏』では彼の代表作である写真シリーズが展示されたが、オオタファインアーツでは日本で初となる写真、ビデオ、LEDという異なるメディアの作品を組み合わせた展示を行う。
チェン・ウェイは、自身が見た実際の街の光景をスタジオにセットとして再現し、それを撮影する。この虚と実がないまぜになった世界観はチェンの作品制作にとっての核と言えるもので、彼が敬愛する安部公房、梶井基次郎、フランツ・カフカなどの文学の世界観と共通するところがある。この制作手法は、今展の写真作品にも踏襲されている。
チェンが、中国における都市の急速な発展と変容とをテーマにチェンが取り組んできた「New City」シリーズの最終章となる本展では、パンデミックを経た今、中国に見られる社会の変化を示唆するかのような作品を発表する。
チェン・ウェイ(陳維)
1980年中国浙江省生まれ、現在は北京を拠点に活動。主な個展に「I Am the People」White Rabbit Gallery(シドニー ・2023)、「Make Me Illusory」West Bund Museum(上海・2021)、「Where Are You Going Tonight」chi K11 art space(広州・2018)、「Noon Club」JNBY Foundation(杭州・2015)。主なグループ展に「目 China. A new generation of artists」ポンピドゥー・センター(パリ・2024)、「TOPコレクション 見ることの重奏」東京都写真美術館(東京・2024)、「Collection Exhibition: Scales」金沢21世紀美術館(石川・2020)、「第12回光州ビエンナーレ – Imagined Borders」アジア文化センター(光州・2018)。主な収蔵先にポンピドゥー・センター (パリ)、Kadist Foundation (パリ、サンフランシスコ)、Singapore Art Museum (シンガポール)、K11 Art Foundation(香港)、M+ Sigg Collection(香港)、San Francisco Museum of Modern Art (サンフランシスコ)、UBS Collection(スイス)、東京都写真美術館、金沢21世紀美術館 など。
チェン・ウェイ Sleepless Tonight
会期:2024年10月19日(土)-11月30日(土)
休館日:日・月・祝
会場:OTA FINE ARTS
住所:〒106-0032 東京都港区六本木6丁目6−9 ピラミデビル 3F
時間:11:00-19:00
会場:OTA FINE ARTS 7CHOME
住所:〒106-0032 東京都港区六本木7丁目21−24 The MODULE 101
時間:12:00-18:00
東京ステーションギャラリーにて「テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする」が開催中
「Plain, Simple, Useful(無駄なくシンプルで機能的)」なデザインが生活の質を向上させると信じ、個人の生活空間から都市、社会までを広く視野に入れ、デザインによる変革に突き進んだサー・テレンス・コンラン(1931-2020)。本展は、イギリスの生活文化に大きな変化をもたらし、デザインブームの火付け役にもなったコンランの人物像に迫る日本で初めての展覧会である。
テレンス・コンラン モダン・ブリテンをデザインする
会場: 東京ステーションギャラリー
住所:〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目9−1
会期: 2024 年10 月12 日(土)~ 2025 年1 月5 日(日)
休館日: 月曜日(ただし10/14、11/4、12/23 は開館)、10/15(火)、11/5(火)、12/29(日)~ 1/1(水)開館時間: 10:00 ~ 18:00(金曜日10:00 ~ 20:00) ※入館は閉館30 分前まで
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