2024年CFDA賞、「ディオティマ」のレイチェル・スコットがウィメンズ部門の栄冠を獲得
「ディオティマ」2024年秋冬コレクション
Image by: Courtesy of DIOTIMA
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2024年CFDA賞、「ディオティマ」のレイチェル・スコットがウィメンズ部門の栄冠を獲得
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アメリカファッションデザイナー協議会(CFDA)が主催する授賞式「CFDA ファッション アワード」が、10月28日に開催された。会場はニューヨークの自然史博物館で、同協議会会長のトム・ブラウン氏が2024年の各部門の受賞者を発表。アメリカン・ウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを「ディオティマ(Diotima)」のレイチェル・スコット(Rachel Scott)が受賞し、アメリカン・メンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーでは「ウィリー キャバリア(WILLY CHAVARRIA)」を手掛けるウィリー・チャバリア(Willy Chavarria)が2年連続で同賞に輝いた。
レイチェル・スコットは、1984年ジャマイカ生まれ。フランスの実存主義とポスト構造主義からファッションに関心を抱き、イタリアのファッションブランド「コスチューム ナショナル(CoSTUME NATIONAL)」でキャリアをスタート。その後、ミラノとニューヨークでデザイナーやエグゼクティブ、コンサルタントなど16年のキャリアを経て、2021年にディオティマを立ち上げた。ブランド名はプラトンの「饗宴」に登場するソクラテスにエロスを説いた女性の名前に由来し、カリブ海スタイルの魅惑的な要素を入れつつ、季節を問わずに着用できるワードローブを提案。コレクションは英国産のツイードやイタリアの工場で製作されたトロピカルウールなどを使用しているほか、ジャマイカの職人コミュニティのサポートと拡大を視野に入れ、コレクションの基盤となるクロッシェをジャマイカで製作している。昨年のCFDAでは、アメリカン・エマージング・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
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ウィリー・チャバリアは「ラルフ ローレン(Ralph Lauren)」などで経験を積み、2015年に自身の名を掲げたブランドをスタート。1980年代から1990年代のカリフォルニアのストリートスタイルを基調とし、メキシコ系アメリカ人である自身が影響を受けたカルチャーを着想源にボリューム感のあるシルエットやリラックスしたパターンのウェアを発表している。
このほか、インターナショナル・デザイナー・オブ・ザ・イヤーは「スキャパレリ(Schiaparelli)」のダニエル・ローズベリー(Daniel Roseberry)が獲得し、アメリカン・アクセサリー・デザイナー・オブ・ザ・イヤーには、「ルアール(LUAR)」を手掛けるラウル・ロペス(Raul Lopez)が選出された。また、アメリカン・エマージング・デザイナー・オブ・ザ・イヤーをニットブランド「ザンコフ(Zankov)」のヘンリー・ザンコフ(Henry Zankov)が受賞。これまでにキム・カーダシアン(Kim Kardashian)や、俳優のゼンデイヤ(Zendaya)、プロテニスプレイヤーのセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)が受賞してきたファッション・アイコン・アワードには、ミュージシャンのエリカ・バドゥ(Erykah Badu)が選ばれた。
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