先日、11月18日までの1か月長期予報(10月19日~11月18日)が発表された。
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11月に急激に気温が下がる日があるかもしれないという予報が以前には出されていたが、今回の1ヶ月予報は全国的に高温傾向が続くというもので、そうなると11月に気温の下がる日があったとしても下旬から末にかけて、あるかないかというレベルになるだろう。
12月は以前の予報通りに気温が下がるのか?それとも予報が外れて暖冬が続くのか、この辺りが争点になりそうだ。
2010年代後半から10月は毎年高温が続いているが、今年の10月は例年にも増して高温続きだと感じる。関西では最高気温が25度を上回る夏日が続いており、朝晩こそ過ごしやすくなったが、日中は暑くてたまらない。いまだに半袖Tシャツで生活をしている。
毎年10月は何日ごろまで半袖で過ごしたかをだいたい記憶しており、10月半ば過ぎから10月20日過ぎの間に長袖に衣替えする。しかし、今年は10月末日まで半袖で過ごせそうな気温予想である。
正確にいうと、明日の土曜日に雨が降って日曜日こそ気温が下がるものの、火曜日から再び最高気温25度に戻り、それが来週いっぱい続く。
そんなわけで、相変わらず上半身は半袖Tシャツか半袖ポロシャツで過ごしているが、下半身はさすがに半ズボンを穿くのはやめて長ズボンを穿いている。しかし、薄手生地の夏用長ズボンであり、中肉生地のジーンズやワークパンツは暑くて穿いていられない。
2010年代後半以降こんなに夏日が続く10月は初めてで、すっかり猛暑にも身体は慣れた部分はあるものの、異常中の異常だと感じる。
正確を期すために、Yahoo!天気予報の大阪市中央区の気温予報を列挙してみる。
20日の日曜日こそ最高気温23度と割と涼しめだが、21日の最高気温は24度に上がる。22日の火曜日の最高気温は27度になるので昼間は相当に暑くなるだろう。
以降はずっと最高気温25度以上の日が続き、29日にやっと最高気温24度に下がる。
10月30日の最高気温は23度、10月31日の最高気温は22度と徐々に下がる。
言ってみれば、10月28日まで夏日が続くということで、これほどまでに夏日が続く10月を当方は初めて体験している。
現在は11月3日まで予報が発表されているが、11月1日の最高気温は22度、2日は21度、3日は21度となっており、長袖を着れるかどうかは当方の肌感覚では微妙である。
恐らく、当方の肌感覚でいえば日中は半袖で過ごしても寒くないだろうと思われる。実際はその日の日照やら湿度やらで体感温度は左右されるのだが。
今回の1か月予報では11月18日まで全国的な高温傾向が続くことが確実なので、4日から18日の15日間も最高気温は20度前後で推移すると考えられる。
4日から18日のどこかの時点で長袖を着る機会が生まれるのかどうか、である。
もう忘れておられる方もいるかもしれないが、23年11月の頭に季節外れの夏日が襲来したことがあった。23年10月は涼しくなるのが少し早く、10月半ばくらいから珍しく当方は長袖シャツを羽織った。
そのまま涼しくなってくれるのかと期待したのだが、10月下旬からまた最高気温が高くなり、長袖を脱いで半袖に戻った。ただ、今更また半袖生活というのもどうかと思われたので、半袖Tシャツの上からベストを着て誤魔化ながら生活をしていた。
そして11月頭に30度近くまで気温が上昇し、今でも覚えているが耐え切れずに半袖生活に戻った。
落ち着いたのは11月10日ごろからだった。
こうして振り返ってみると、11月頭の夏日というのも決して珍しいことではなくなっているということになり、いかに高温化しているかがわかる。
40年前に中学生だったころは、11月3日ともなると、日中もヒンヤリしていたし日が暮れると物凄く寒かった。いつも部活動が終わって暗くなってから帰宅するときは「寒くなってきたなあ」と思いながら歩いていた。
耐寒温度はそれほどまでに変化してしまっている。
アパレル・衣料品業界としては、暖冬と見込んでの仕込みが今年も多い様子で、むしろ暖冬の方が予定通りの実績を収めるのではないかと思われるほどだが、12月に当初の予報通りに冷え込みがある方が望ましいだろう。
ただ、今回の修正された1か月予報を見ていると、12月の冷え込むという予報も来月には修正されるのではないかと感じている。
まあ、当方としては12月は暖かい方が年末大掃除がはかどってありがたいのだが。
気温的には春と秋が年々短くなっていることは周知の事実だが、特に秋はほとんど無きに等しくなっており、10月はもう完全に夏の延長時期で、11月に秋らしくなるかどうかである。
秋物衣料を着る期間は最長で11月から12月前半の1か月半しかない。秋物衣料の企画は今後ますます必要性が低下するだろう。
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