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【2024年11月13日続報】応募された株券等の数の合計が買付予定数の下限以上となったため、TOBが成立。
【続報】TOB発表の翌営業日である10月15日のマックハウスの株価はストップ安水準まで下落し、上場来安値となる254円を付けた。
「東京靴流通センター」などを展開するチヨダが10月11日、連結子会社であるカジュアル衣料の販売を行うマックハウスの株式保持分を全てを売却すると発表した。売却株は、アパレル商品の企画や生産を行うジーエフホールディングスなどが出資する再生ファンドが株式公開買い付け(TOB)によって取得する。取得額は約3億円。
チヨダは、マックハウス全株式の60.78%にあたる938万9880株の保有株を全て売却し、連結子会社を解消。マックハウスは2024年2月期時点で6期連続の営業赤字を計上している。チヨダは売却理由について「資金支援や取締役の派遣、ライセンス供与、合同の販売促進などの支援を行ってきたが、業績回復に十分な効果は得られず、依然として早期黒字化を見通せない」と説明している。
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ジーエフホールディングスが出資持分の過半数を保持する再生ファンド「G Future Fund 1号投資事業有限責任組合」は、マックハウス株を1株32円で上限1005万株を買い付ける予定。期間は10月25日から11月12日までで、11月19日に決済を開始するとしている。TOB成立後はジーエフホールディングスが有する物流拠点や販売に関するノウハウを活用し、マックハウスの事業再建を図るという。
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