ユナイテッドアローズが、10月1日付でブーツブラックジャパン(BOOT BLACK JAPAN)の全株式を取得し子会社化したことを発表した。取得額は非公開。同社が企業の買収を行うのは2006年のフィーゴ以来18年ぶりとなる(※フィーゴの全株式は2021年3月末に譲渡)。
「靴磨きのブランド価値向上」をコンセプトに掲げるブーツブラックジャパンは、靴磨きや靴修理店の運営、靴磨き用品の製造・販売をメインに中古靴の補修や再販を手掛ける企業で、東京・南青山を拠点に活動をするシューシャインショップ「ブリフトアッシュ(Brift H)」を運営。代表取締役の長谷川裕也氏は、2017年にロンドンで開催された「World Champion of Shoeshine(第1回靴磨き世界大会)」で優勝した実績を持つほか、日本靴磨き選手権を開催するなど、靴磨きサービスの認知拡大に努めている。
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ユナイテッドアローズは、2023年5月に発表した中期経営計画で、既存の顧客との関係性を深めながら、新たな事業開発で業容と顧客層を拡大させるため「UA CREATIVITY 戦略」「UA MULTI 戦略」「UA DIGITAL 戦略」といった3つの主要戦略を公表。今回の取り組みは、既存事業の成長拡大・ブランド力の強化を目的とする「UA CREATIVITY 戦略」の一環として、ブーツブラックジャパンを子会社化することにより、国内外の富裕層を対象とした高付加価値なサービスを提供するほか、顧客満足度や、靴磨きやリペア事業などサステナブルな取り組みを通じて、ブランドイメージを向上させることを目指すという。
Image by: ユナイテッドアローズ
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