英高級時計小売のウォッチズ・オブ・スイス・グループ(The Watches of Switzerland Group)が、時計メディアを運営するホディンキー(Hodinkee)社を買収したことを発表した。取得額は公開されていない。
今回の買収は、ウォッチズ・オブ・スイス・グループの長期計画に沿って実施。同社の時計業界におけるリーダーとしての役割を活かし、“最も魅力的で、教育的で、面白い時計コンテンツを共有する”という「ホディンキー(Hodinkee)」の使命を推進することを目的としているという。また、今回の買収の一環として、ホディンキー創業者で前CEOのベン・クライマー(Ben Clymer)が2020年以来4年ぶりにホディンキー社のトップに復帰。今後、「ホディンキー」は同グループ傘下の主要な編集メディア組織として独立して運営され、全従業員および米・ニューヨークを拠点とする本社は現在の場所にそのまま残るという。
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ウォッチズ・オブ・スイス グループCEOのブライアン・ダフィー(Brian Duffy)は、今回の買収について、「我々のグループは、ウォッチズ・オブ・スイスのソーホー旗艦店のオープンを皮切りに、ライフスタイル志向のショールームという今では一般的な手法から、『アナログシフト(Analog:Shift)』『ベターリッジ(Betteridge)』 『ロベルト・コイン(Roberto Coin)』などの買収による拡大まで、常にラグジュアリー業界の最前線に立ち続けてきました。ホドンキーは時計界で際立った存在であり、我々の目標はホドンキーに繁栄を続けるための拠点を提供すること。一方で今回の提携により、彼らの画期的なチームと運営から貴重な洞察を得られることは、相互に有益な結果をもたらすと考えています」とコメントしている。
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