基本的に当方は新しい物に飛びつく気がなく、周囲の人たちが使用してその感想を聞いてから使うことがほとんどである。
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理由はそんなに新しいことに興味が無いからである。また、真っ先に飛びつく意味を感じていないからである。何でもそうだが初回ロットというのは不具合が生じている可能性が高い。そんな初回ロットに飛びつく意味をまるで感じない。それを踏まえて修正された第二版、第三版を買う方がずっとストレスフリーで心地良いと感じる。
そんなわけでネット通販を日常的に定期的に使用するようになったのが2017年とか2018年のことである。6~7年前のことだ。
日用雑貨類、洗剤類、ガンプラ、洋服などを定期的に買うようにしているが、買うのが最も難しいと感じるのが洋服である。
日用雑貨類、洗剤類、ガンプラをネットで買うことが難しいとは一度も感じたことが無い。これらを買うか買わないかの判断は値段との兼ね合いである。
自分の予算内に収まるから買う、収まらないから買わないということになる。
しかし、一方で洋服はまるで「答え合わせ」「当てもの」である。
まず、サイズ感の問題がある。サイズ表記はされているものの、意外と小さく感じるとか意外と大きく感じるとかそんなことはざらにある。
もちろん、サイズ表記と過去に買い物したものを比較して万全を期して買う。それでも実物のサイズ感と想定のズレは珍しくない。
これは恐らく、各部位のサイズ表記だけでは本当は不十分で、パターン(型紙)の差異もあるのだろうと思っている。パターンによって洋服のシルエットやサイズ感は本当は大きく変わる。
ただ、当方もパターンのことはわからないし、パターンを表記されたとてそれを理解できる人間は当方も含めてそんなに多くいないだろうから無駄に終わる。
ただ、各ブランドに注文を付けたいことがいくつかある。
まず、襟付きのシャツのサイズ表記で「首周り」を必ず表記してもらいたい。特にベイクルーズストアは絶対に首周りの表記が無いので買いづらいこと甚だしい。この点においてベイクルーズストアはクソ仕様だと思っている。
肩幅や身幅が合っても、首周りのサイズが合わなければメンズシャツは極めて不細工な商材になる。
次に困るのが「生地感」である。
画像で見ただけではそれが厚いのか薄いのか中肉なのかわかりにくい。動画で見ると、生地のなびいている様子から類推することは幾分かできるが、それでも完全にわかるわけではない。
意外とツルッとしているとか、意外と表面に凸凹感があるとか、そういうことも分かりにくい。
もちろん各社が様々に伝える工夫を凝らしていることは承知しているがそれでもわかりにくいものは仕方が無い。
せめてTシャツとジーンズくらいは生地のオンス数も表記してもらえないかだろうか。
オンス表記とて完全に生地の厚さを知らしめることにはならないが、それでも何も無いよりは格段にマシである。
例えば、Tシャツで4・1オンスとか3オンス台とあると相当に薄い。5オンス前後だと中肉、6オンス以上になると厚手になる場合が多い。だから7オンスとかワークマンの9オンスとかのTシャツは相当分厚いということになる。まあ、実際にワークマンの9オンスTシャツは分厚い生地なので真夏以外には非常にお買い得である。
ジーンズも同様で12・5オンス~14オンスだとざっくりと「定番の厚さ」と言われるデニム生地の厚さになる。11オンスとかそれ以下だとライトオンス、14オンス以上だとさらに分厚いヘビーオンスと分類される。
これだけでもわかればTシャツとジーンズの生地の厚さを知ることが格段に捗る。
実際のところ、日用雑貨類にせよ、洗剤類にせよ、ガンプラにせよ、身に着けてどうこうというものではないから、少々大きかろうが小さかろうが、表面がツルッとしていようが使用するにおいてはあまり関係ない。しかし、洋服は実際に着てみてナンボの商材なので、いくらそれ自体のデザインがかっこよかろうが、着てみて動きにくいとか意外に寒いとかそういうことになると、無用の長物になってしまう。
サイズ表記と説明文と画像と動画でどれだけ自分の想像力が実際の物に近づけられるか、これを訓練するために毎月ネットで洋服を買って練習しているというのが当方のスタンスである。
ハッキリというと、洋服は実店舗で試着をして買うのが最も失敗が少ない。ネットで買うのは、実際に試着をしたことがある服だけにすると失敗する確率は格段に下がる。
まあ、それでもネット通販にも慣れておいた方が良いだろうという考えだけで毎月使っているだけのことである。
個人的意見でいえば、洋服をネット通販で買うという行為を今以上に頻度を多くしたいとはとても思えない。月に1度か2度買えば十分だと思っている。
コロナ禍で実店舗の営業自粛が続いたことから洋服のネット通販比率も急激に高まったが、23年5月のコロナ自粛解禁以降は伸び率は鈍化したり、企業やブランドによっては減少していることが珍しくなくなった。洋服のネット通販にはメリットもあるが、当方が感じているようなデメリットもあるため、今後も無限に成長し続けて行くことは難しいだろう。ある程度で上限に達してそこから微増したり微減したりで推移するようになるだろう。当方と同様にデメリットを感じている消費者も多いのではないかと思っている。
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