Image by: SA VILLE / SA VIE
「アナイ(ANAYI)」を展開するファーイーストカンパニーが、新ブランド「サヴィル サヴィ(SA VILLE / SA VIE)」を立ち上げた。アナイのディレクター片岡恵美子が手掛け、アナイと兼任でディレクターを務める。
上品な女性像を打ち出すアナイに対し、サヴィル サヴィではしなやかに自分らしさを表現できるピースを自ら選び取ることができる自立した大人の女性をターゲットに展開。片岡が日々の生活の中で自身が着たくなるようなコンセプトのブランドやトレンドにとらわれないアイテムが見つからなかったとし、構想から2〜3年の歳月を経て自ら発案したという。サヴィル サヴィを本格始動する1年前に同様のコンセプトでテスト運用をしたところ、ハイブランドを取り扱う一部の店舗の顧客からは「こういうラインが欲しかった」といった声が上がっただけではなく、スタッフの来店や購入につながるなど好評だった。新規の来店客も増えたことから手応えを感じ、ブランド名を掲げてのデビューにこぎつけた。
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ブランド名は、フランス語で「彼女の街/彼女の人生」を意味し、年代を問わず、主にモノトーンをベースにセンシュアルさとフェミニティを兼ね備えたモード感のあるアイテムを提案する。
Image by: SA VILLE / SA VIE
価格帯はアナイよりも約1.5倍高い設定。その分、長く着られるようなデザインや上質な素材を使ったアイテムを打ち出す。生地は「サヴィル・ロウ」からもインスパイアを受けメンズ素材を取り入れたほか、尾州産の素材を採用するなど、国内外の産地から厳選。これまでアナイを通じて取引していたメーカーに加えて、新ブランドのために新たに開拓もしたという。ただし、縫製は日本のクオリティの高さからアナイと同様にほぼ日本製に徹底している。歳を重ねても綺麗に見えるシャープなシルエットもブランドの魅力の一つだ。
ファーストコレクションでは60型弱をラインナップするほか、デザイナー森光弘が手掛けるデニムブランド「サージ(SERGE de bleu)」に別注したデニムアイテムを用意。9月25日からアナイ9店舗とECの計10店舗で販売する。これに先駆けて、伊勢丹新宿店と阪急うめだ本店ではデビューを記念したポップアップが開かれる。
モノトーンがベースだが、今後はシーズンによって差し色となるカラーを加えてコレクションを発展させていく方針。片岡はアナイを引き続き手掛けながら、サヴィル サヴィの独立店舗の出店を視野に入れるほか、「日本人をはじめとするアジア人の女性がきれいに着れる服を目指している」とし、海外展開も見据える。
◾️サヴィル サヴィ ブランドデビューポップアップ
会期:2024年9月18日(水)~ 24日(火)
会場:
・阪急うめだ本店 4階コンテンポラリー「コトコトステージ41」
・伊勢丹新宿本店 本館2階 センターパークザ/ステージ #2
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