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米・ニューヨーク州が、ファッション産業におけるイノベーションと持続可能性の促進を目的とした助成金プログラムの第1弾を9月15日に開始したことを発表した。同プログラムの資金提供は、ファッション・イノベーション・センター(the Fashion Innovation Center)を通じて行われる。
ファッション・イノベーション・センターは、州経済開発公社(Empire State Development)の科学・技術・イノベーション部門を通じて設立。現在、繊維関連製品や技術の開発に取り組む新興企業、中小企業、農家、研究者、個人を支援することを目的とした新たな助成金の申請を受け付けており、各申請者は最大1万ドルの資金を受け取ることができる。同プログラムの始動により、ファッション産業における再生可能な動物性繊維、植物性繊維、バイオ製造繊維の利用を拡大するとともに、ニューヨーク州全体で農場からファッションまでのエコシステムを強化し、同分野におけるイノベーションと持続可能性を促進することを目指すとしている。
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助成金の支給は、「農業生産と加工」「新素材と製造」「製造および繊維技術の革新、改善、拡大」「ファッションにおける持続可能な素材の使用」の4つの分野におけるイノベーションを促進する取り組みや事業が対象。受給者は資金提供に加え、各業界の専門家からの指導や、プロジェクトを推進するための設備や施設、その他のリソースを利用することができる。なお、同プログラムは今後5年間にわたって年2回実施される予定だという。
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