British Fashion Councilの公式インスタグラム投稿より
英国ファッション評議会(The British Fashion Council)が、2024年の「エリザベス2世女王 英国デザイン賞(The Queen Elizabeth II Award for British Design)」の受賞者を発表した。第7回となる今回は、「エス・エス・デイリー(S.S.DALEY)」を手掛けるスティーブン・ストーキー・デイリー(Steven Stokey Daley)が選ばれた。
同賞は、ファッション産業が社会と外交に果たす役割を認識し、才能があり、持続可能な実践または地域社会への関与を通じて社会に変化をもたらしている若手デザイナーにスポットライトを当てるべく、2018年に創設。これまで、第1回のリチャード・クイン(Richard Quinn)をはじめ、ベサニー・ウィリアムズ(Bethany Williams)やプリヤ・アルワリア(Priya Ahluwalia)、サウル・ナッシュ(Saul Nash)などが受賞している。2023年はフォデイ・ダンブヤ(Foday Dumbuya)が手掛ける「ラブラム ロンドン(LABRUM LONDON)」が選出された。
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今回受賞したスティーブン・ストーキー・デイリーは、イギリスのリヴァプール出身。ウェストミンスター大学でファッションデザインを学び、卒業コレクションが世界的スタイリストのハリー・ランバート(Harry Lambert)の目に留まったことがきっかけに注目度が高まった。2020年に大学を卒業後、自身のブランドであるエス・エス・デイリーを設立。労働者階級で育った経験を反映し、人種やセクシュアリティ、階級などの視点を取り入れながら、英国の伝統的な衣服を現代的に再解釈したコレクションを展開している。2021年9月にロンドンファッションウィークでデビューして以来、継続してショーを発表。2022年には「LVMH Young Fashion Designers Prize」でグランプリを、英国ファッション協会が主催する「ザ・ファッション・アワード2022(The Fashion Awards 2022)」でファウンデーション賞をそれぞれ受賞した。
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