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三菱ケミカルグループが同社のトリアセテート繊維事業を、繊維や工業製品を製造するGSIクレオスに譲渡すると発表した。譲渡日は2025年3月3日を予定している。
トリアセテート繊維は、天然パルプ由来の植物繊維を化学的に処理してつくる半合成繊維で、世界で三菱ケミカルグループのみが生産。中高級婦人衣料やフォーマル衣料、オフィス用ユニフォームなどに使用されている。同繊維はその素材特性から国内外のアパレル市場で高く評価されており、今後も一定の需要伸長が期待できることから、同グループはベストオーナーのもとで持続的に同事業を成長させていくことが最善だと判断し、今回の決定に至ったという。具体的には、トリアセテート繊維の原糸および生機の製造・販売や、同繊維の原糸加工を行う三菱ケミカルグループの完全子会社 菱光サイジングを譲渡する形となる。
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