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ファッションアワード「TOKYO FASHION AWARD」の第10回受賞デザイナーが9月1日、表参道ヒルズのスペース オーで発表された。メンズでは、馬場賢吾の「カネマサフィル(KANEMASA PHIL.)」、坂井俊太の「パラトレイト(paratrait)」、玉田達也の「タム(Tamme)」、木村登喜夫の「トキオ(tokio)」、ウィメンズでは長見佳祐の「ハトラ(HATRA)」、小浜伸彦とリバー・ガラム・ジャンが手掛ける「リブノブヒコ(RIV NOBUHIKO)」、佐々木悟の「サトル ササキ(SATORU SASAKI)」、村上亜樹の「タン(TAN)」の計8ブランドが選出された。
同賞は、東京を拠点とするファッションデザイナーが、世界を舞台に飛躍・ビジネス拡大をするためのサポートを目的としており、東京都と一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構(以下、JFWO)が主催している。平成26年度に年度に始動して以来、コロナ禍での開催休止を挟みつつ今年で第10回目の開催を迎えたことを記念し、同会場では9月2日から7日までの6日間、今年度の受賞者を含む歴代の受賞ブランドのアイテムの特別展示やトークイベントなどを開催する。
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審査員は海外から元「コレット(Colette)」で「JUST AN IDEA」創設者のサラ・アンデルマン(Sarah Andelman)、「WOOSTER CONSULTING」ファウンダーでクリエイティブディレクターのニック・ウースター(Nickelson Wooster)、国内からは宮本智美(阪急阪神百貨店)、山外拓海(阪急阪神百貨店)、椋田暁(三越伊勢丹)、橋本航平(三越伊勢丹)、中根大樹(TOKYO BASE)、澤之井頌子(TOKYO BASE)、増田晋作(ユナイテッドアローズ)、浅子智美(ユナイテッドアローズ)、小山逸生(Amanojak.)、川﨑吉朗(LITMUS)の計12人で構成。会場には、今年6月に前任の三宅正彦に代わりJFWOの理事長に就任したTSIホールディングス代表取締役社長の下地毅も来場し、同賞を支援する東京都への感謝を述べるとともに、猛暑の中も日々熱心に審査に取り組んだ審査員たちに労いの言葉を贈った。国内審査員を代表して登壇した山外は、「各審査員ごとにそれぞれ重視する審査基準は異なるが、『創造性』と『独自性』は一同が重視していた点だと思う。受賞を機に、日本とは異なる環境でさらにブランドを成長させ、世界のファッション好きにそのクリエイションを届けて欲しい」とコメント。今回審査に初参加した椋田は、「店頭でも顧客たちの好みが多様化しているように、審査員同士でも意見が分かれる場面もあったが、最終的には全員の総意で『世界のマーケットを切り開くことのできる強さ』のあるブランドを選ぶことができたと思う」と審査を振り返った。
受賞8ブランドには、メンズ・ウィメンズのパリファッションウィーク中に開設するショールーム「showroom.tokyo」に出展する権利が与えられる。そのほか、バイヤーとビジネスマッチングの場が設けられ、国内外でのビジネスチャンス拡大のための支援を受けることができる。
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会場展示の様子
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審査員
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メンズ受賞者
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ウィメンズ受賞者
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