佐藤百華と宮崎によるウィメンズアパレルブランド「ユークロニア(EUCHRONIA)」が、第2弾となるコレクションを発表した。10月17日から19日までの期間、同コレクションの一般向けのオーダーが可能な展示会を文京区音羽の「gallery Ö」で開催する。
ユークロニアは、レースを中心に、ニット、布帛を組み合わせたアイテムを、「記憶のレースをあしらった Ceremonial wear(祝福着)」をコンセプトに展開しているウィメンズウェアブランド。今年3月には、新人デザイナーの登竜門であるファッションコンテスト「イッツ(ITS)」の2023年度のファッション部門の大賞「ITS Arcademy Award」を受賞した。
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デビューコレクションは、ブランドの世界観を表現することに注力し、個人オーダーをメインにハンドメイドの要素が多いアイテムを展開していたが、セカンドコレクションでは、量産を意識した手に取りやすい価格帯のアイテムを取り入れ、コレクションの幅を広げた。
手に取りやすいアイテムとして、2種類のオリジナルテキスタイルを使用したシリーズを展開。国内のトーションレースの産地である栃木県足利市で製造したオリジナル柄のストレッチレースをはぎ合わせた“レースをそのまま着る”ことができるカットソーは、長袖(2万6400円)と半袖(1万7600円)の2種類を用意。同素材のハイソックス(6600円)とショートパンツ(1万6500円)も揃える。ホールガーメントで製作したボディの縁に、ユークロニアらしさのあるハンドニットをあしらったシリーズには、カーディガン(3万9600円)やキャミソール(2万4200円)、ベアトップにもなるショーツ(1万6500円)、ロングソックス(1万4300円)、巾着バッグ(1万1000円)をラインナップする。
Image by: FASHIONSNAP
デビューコレクションに引き続き、価格にとらわれずにブランドの世界観を表現したアイテムとして、布帛にレースをコラージュした2種類のオリジナルテキスタイルを使用したアイテムを揃える。コットンのシアー素材に薄いチュールを重ね、裏からレースが透けるようにコラージュしたオリジナル生地でジャケット(6万9300円)とスカート(66000円)を製作。レースを裏にあしらうことで、着用者の肌にだけレースが触れるこれらのアイテムには、レースと着用者がより“パーソナル”な関係性で思い出を刻んでいってほしいという思いが込められている。
栃木県足利市で製造したトーションレースをコラージュして製作したジャケット(13万2000円)とパンツ(8万2500円)のデザインは、佐藤と宮崎のパーソナルな思い出を着想源にしている。2人が収集しているヴィンテージのショートジャケットを研究し、好みのディテールやシルエットを追求。パンツはブランドを立ち上げる以前に旅行をしたイタリアで、2人が偶然似たようなデザインのものを履いていたという「デニム」のイメージを表現した。
今後は、ブランドの世界観表現を重視したアイテムと、手に取りやすい価格でブランドの想い体験しやすいアイテムを両軸に、幅広い視点から、記憶に紐づいた「レースと人とのパーソナルな関係性」を表現。認知拡大と顧客との接点の強化を目指す。
◾️ユークロニア 一般向け展示会
期間:2024年10月11日(金)〜10月19日(土)
会場:gallery Ö
所在地:東京都文京区音羽1-5-15 エミシア文京音羽2階
Image by: FASHIONSNAP
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