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筑摩書房が、神戸大学准教授の平芳裕子が東京大学で行った4日間の講義内容をまとめた新書「東大ファッション論集中講義」を9月11日に発売する。価格は990円。
著者の平芳裕子は、1972年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業後、東京大学大学院総合文化研究科博士課程を単位取得退学。博士(学術)。現在は神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授を務めている。専門は表象文化論、ファッション文化論。主な著作には、「まなざしの装置――ファッションと近代アメリカ」(青土社)や、「日本ファッションの150年――明治から現代まで」(吉川弘文館・近刊)などがある。
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新著は、同氏が2023年7月18日から21日まで東京大学で行い大きな反響を呼んだという、4日間の集中講義「ファッションを考える/ファッションで考える」の内容を全収録。誰もが日々着用し、文化を作り上げ、世界経済を動かす存在であるにもかかわらず、「浅い」ものとして見過ごされることの多い「ファッション」や「衣服」を、12のテーマを通して紐解く。文化や芸術としての「ファッション」を学ぶことで、その歴史と未来を問い直すような内容になっているという。
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