フィンランドに拠点を置くスポーツ用品機器総合企業 アメアスポーツ（Amer Sports）が、2024年第2四半期（2024年4月〜6月）の決算を発表した。

　「アークテリクス（Arc’teryx）」が主力となるテクニカルアパレル部門の売上高は前年同期比で34％増の4億700万ドル（約592億5675万円）、「サロモン（Salomon）」を含むアウトドアパフォーマンス部門は同11％増の3億400万ドル（約442億5358万円）と好調に推移。サロモンはフットウェアの売上高で2桁成長を達成した。

　地域別では、中国（香港、マカオ、台湾を含む）が同54％増、中国を除くアジア太平洋が同45％増と、高い伸びを示している。グループ全体の売上高は同16％増の9億9400万ドル（約1447億5572万円）で着地した。

　　CEOのジェームス・ジェン（James Zheng）は、「当社独自のプレミアムテクニカルブランドのポートフォリオは、世界中のスポーツおよびアウトドア市場​​でシェアを獲得している。主力ブランドのアークテリクスを筆頭に、すべての主要な財務指標において自社の高い期待を大きく上回り、2024年も好調な年を迎える準備が整った」とコメントした。

※実績は為替変動などの影響を除く
※1ドル＝145円

関連記事

アークテリクス成功の秘訣は？ゴアテックスとの関係性を副社長が語る

FASHIONインタビュー・対談