Image by: ワークマン
ワークマンで、暑さ対策商品として「ペルチェベスト」が売れている。同社では冷却機能のみを備えた「ウィンドコアアイスペルチェベスト」(1万7800円)と、冷却・加温が可能な「ウィンドコアアイス×ヒーターペルチェベストPRO」(1万9800円)の2種類を展開しており、2023年は2月から8月にかけて計3万点を販売。それに対し、2024年は7月の1ヶ月間だけで同数を売り上げるなど人気を見せている。
ペルチェベストとは、エアコンなどに使用されている半導体素子「ペルチェ素子」を用いて体温を調整する冷暖房服。ウェアに取り付けられている「ペルチェ素子」を採用した機器をバッテリーと接続することで、部分的に冷却・加温して体温を調節する。保冷剤を入れ替える手間がかからないほか、空調服のように衣類自体が膨張したり、使用の際に音が出ることがないため、日常使いしやすいといったメリットがある。ワークマンでは、ペルチェベストのパイオニアとして2023年2月、他社に先駆けて展開を開始した。
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現在ペルチェベストは他メーカーからも発売されているが、ワークマンの同アイテムは、機能性と価格のバランスで人気を獲得している。「ワークマンのペルチェベストは、『ペルチェ素子』部分の面積が大きく、涼しさを感じやすくなっている。また、加温機能付きモデルでも1万円台と、低価格を実現できたことも強みとなっている」とワークマン広報担当者。ペルチェベストが一般消費者に浸透したことで、法人からのまとめ買いが増えてきたことも好調を後押ししているという。
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同社における2024年3月期のペルチェベスト目標販売数は、前期の2倍以上となる6.5万着。体温調節グッズの新たな柱として期待を寄せる。広報担当者は「夏の暑さが年々過酷になっていることで、消費者もより機能的な暑さ対策商品を求めるようになっている。まだまだ暑さは続くのでぜひ店舗に足を運んで検討してもらえたら」と話した。
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