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米・フロリダ州の消費者らが7月12日、アスレチックウェアブランド「ルルレモン(lululemon)」を展開するカナダのルルレモン・アスレティカ社およびルルレモンUSA社を、グリーンウォッシング(環境に配慮しているかのように見せかける行為)の疑いで集団提訴した。
米・フロリダ州南部地区連邦地方裁判所に提出された訴状によると、ルルレモンは、2020年に発表した「Be Planet」キャンペーンを通じて自社のビジネス慣行や製品、行動が持続可能で環境に良いというイメージを打ち出しているにもかかわらず、実際には2020年以降のCO2排出量が2倍以上に増加しているなど、消費者に誤解を与えるメッセージを発信していると指摘。同社のマーケティングキャンペーンは、客観的に見て虚偽かつ欺瞞的であり、米連邦取引委員会が定める環境マーケティングガイドライン「グリーン・ガイド(Green Guides)」のほぼすべての規定に違反しているとして、撤回を求めている。
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今年2月にも、同社のマーケティングが環境への影響に関して消費者に誤解を与えているとして、環境保護団体Stand.earthがカナダの競争局に調査を要請。それを受け、カナダの競争局は5月に正式な調査を開始したと報じられている。
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