まだ梅雨明けしていないにもかかわらず、ここ1週間ほどは雨が降らず最高気温35度の猛暑が続いている。
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ここまで暑くなると、当方もたまに半ズボンを穿くようになる。ただ、今年はあまり積極的には穿いていない。せいぜい、スーパー万代に行くときや近所のコンビニに行くときくらいである。あと、ランニングの時はずっと半ズボンである。スポーツ時を除くと、ルームウェアとして着用するくらいにしている。
実際にズボンの裾を短くすると、涼しいということは14年くらい前のメンズ7分丈パンツブームの時に体験した。長ズボンよりは圧倒的に涼しい。
その後、膝上・膝丈くらいの半ズボンがマスアイテムとなり、7分丈パンツは現在に至るまで着用者がほとんど見られない。あくまでもメンズでは。
個人的には着用画像としてはメンズは膝丈半ズボンよりは7分丈パンツの方がマシだと思っている。
猛暑になってもあまり半ズボンを穿かない理由は「オッサン臭い」からである。まあ、当方は名実ともに認めるオッサンなのだが、半ズボンがあまりにもオッサンの真夏ユニフォームみたいになってしまっていて、躊躇していまう。
当方が半ズボンを穿くようになったのは世間より遅れて2017年夏くらいからのことで、2020年くらいまでは夏の期間をほとんど半ズボンで過ごしていた。
その頃は、オッサンも半ズボンを穿いていたが、若い男性もそれなりに半ズボンを穿いていた。だから当方も遅ればせながら混じっても良いだろうと思ったわけである。
ところがである。昨年夏に大阪市内の繁華街を歩いていてふと、「半ズボンを穿いた若者の姿がほとんどないな」と気付いてしまった。そのことは昨年夏にもブログで書いた。
で、今年、梅雨の中休みの猛暑が続いた期間に大阪市内で観察をしてみると、やはり半ズボンを穿いた若い男性の姿はほとんどない。たまにいても「ファッション」として穿いているのではなく、例えばスポーツの行き帰りだったり、近隣に住んでてコンビニに買い物に来ているといった風情である。
一方、30代半ば以上と見られるオッサン諸氏の半ズボン比率は2017年当時と同様に高い。特に家族連れのお父さんは体感的に50%くらい半ズボンを穿いている。
逆に60代・70代・80代になるとやっぱり半ズボンはあまり穿いていない。(体感的に)
で、若者がどれくらい半ズボンを穿いていないのかというと、山田耕史さんの昨年のブログにこんな調査があった。
昨年6月に書かれたこのブログによると、下北沢で半ズボンを穿いた若い男性の数を数えたところ、着用率はわずか4%だったと記されている。
今年、6月末に大阪市内の大都会「天王寺」でザックリと男性の服装を眺めたところ、10代後半から30代前半と見える若い男性の半ズボン着用率は体感的に1割にも満たなかった。あくまでも体感的にだが、4%という数字がしっくりくるくらいの人数だった。
当方が見かけた半ズボン姿の若者は5人くらいしかいなかった。
このいわゆる「中年男性層」が半ズボンを他の年代よりも好む理由について、前述の山田耕史さんは
1990年代後半から2000年代前半の裏原宿ブームの時に「オシャレアイテム」の1つとされた半ズボンだったが、その当時に10代後半~30歳くらいの年齢だった人がそのまま年を重ねていまだに半ズボンを愛用しているのではないかと指摘されている。
これはそれなりに信憑性が高いのではないかと思ってしまう。
たしかに裏原宿ブームの時に膝丈短パンを穿いていた裏原系男性は結構いた。当方は半ズボンがそんなに好きではなかったので、真似をしなかったし、彼らの半ズボン姿がカッコいいとも思わなかったが。
そこから現在20年が経過しているわけだから、当時20歳だった半ズボン裏原宿男は現在40歳になっている。
あとは単純に暑さが耐え切れないということもあるだろう。当方も50代オッサンだが寒さよりも暑さの方が苦手である。
そんなわけで2020年ごろまでに比べると当方の半ズボン着用率は今夏かなり低くなっている。
一つには「オッサンの夏のユニフォーム」化したことで抵抗があるということは先にも述べた通りだが、もう一つは腰痛防止・緩和である。
やっぱり脚を冷やすと腰痛を発症しやすい。すぐに発症しなくても冷えが蓄積され、凝りになって腰痛を発症するということになる。
特に2020年夏に腰痛を患って以来、慢性的に微かに鈍い痛みが残ってしまっているため、用心するにこしたことはないからである。
つらつらと書いてきたが、以上のようなことを何となく肌感覚で捉えてから、街行く人々を眺めてみると、半ズボンを穿いた中年男性がより一層、オッサンっぽく見えてくるから不思議である。
まあ、そんなわけで半ズボンは2~3年くらい前から完全に「中年男性の真夏のユニフォーム」になってしまったといえるのではないかと思う。
モテとかそんなことには興味は無いが、もしかすると半ズボン姿で若い人に会うと「オジサンクサイなあ」と思われてしまっているのかもしれない。
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