Image by: IRENISA
「イレニサ(IRENISA)」が、2025年春夏コレクションのランウェイショーでブランド初となるウィメンズラインを発表した。12月から順次デリバリーを開始し、イレニサの公式オンラインストアと一部ブランド展開店舗で取り扱う。
イレニサは、小林祐と安倍悠治が2020年秋冬シーズンにスタート。「CHIC WITH SARCASM」をコンセプトに掲げ、モードとクラフトマンシップを融合させ、遊び心を持たせたメンズウェアを提案してきた。安倍が「サポート サーフェス(support surface)」でキャリアをスタートしたこともあり、「ウィメンズライン自体はいつでも始められる状態ではあった」とし、ブランドの方向性が定まってきたデビューから10シーズン目を迎えるタイミングを待ってウィメンズラインを始動させた。
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2025年春夏シーズンでは、「Variable Void(可変する空間)」をテーマに、20世紀イタリアの美術家 ルーチョ・フォンタナ(Lucio Fontana)から着想を得たアイテムを展開。JR原宿駅からほど近い無機質な会場で、作曲家 若狭真司が書き下ろした楽曲をBGMに新作を纏ったモデルがランウェイを歩いた。ウィメンズラインからはジャケットとショーツのセットアップやメンズと色を揃えたターコイズブルーのニット、シアー素材のシャツ、スカートなどをラインナップ。価格はメンズと同程度で、女性が着用することを想定したアイテムは全体の4割程度になるという。
Image by: IRENISA
ウィメンズライン始動にあたり、デザイナーの安倍は「元々イレニサは明確にターゲットを絞って展開していた訳ではないが、今回ウィメンズウェアをスタートすることで、性別を問わず、より幅広い層に自分たちの服を届けられるようになったのは嬉しい」とコメントしている。
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