Image by: 大僧産業
「ダイソー(DAISO)」を展開する大創産業が、店舗従業員の身だしなみに関するルールを刷新した。
同社は7月3日、従業員の多様性や個性を尊重し、自分らしく意欲的に働ける環境を追求することを目的として、身だしなみルールを改訂。これまでは“清潔感のある服装”を基本とした身だしなみ基準を設けてきたが、今後の人材確保・採用の観点から、スタッフが自分らしく働ける環境を目指し、今回の刷新に至ったという。
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改訂後のルールにおいて同社は、「“清潔感のある、業務に支障をきたさない服装”を基本とする」、「多様性を尊重し、性別を問わない統一基準とする」、「基本を守ったうえで、個人が適切な服装選択ができるよう個性を尊重する」の3つのポイントを提示。具体的には、服装についてはスウェットアイテムなどが着用できるようになったほか、従業員の働き方や個性に加え国籍も多様化してきたことを受け、身だしなみをグローバル目線で統一した。また、清潔感があり業務に支障がなく、買い物客や従業員が怪我をせず、商品が傷つかないことを前提とし、髪色・アクセサリー・ネイルに関するルールも変更。髪色は、明るさやトーンなど今までの細かな基準を撤廃し、奇抜な色を除き染髪できるようになった。アクセサリーは、大ぶりで業務に支障があるものや、派手、突起のあるものを除き、ピアスやイヤリング、リングなどが認められ、今までは透明や薄いピンク〜ベージュ系のみ可能だったネイルに関しても、原色・蛍光色・デコレーション・付け爪以外は付けられるようになった。
近年では、店舗ビジネスを展開する企業による身だしなみルールの改訂・緩和が多くみられ、2021年にはスターバックス コーヒー ジャパンが日本上陸以来初めてドレスコードを刷新し、髪や服装の色の選択肢が増えたほか、デニムや一部の帽子の着装も可能となった。加えて、今年に入りローソンが宗教上頭髪を覆う布類の着用を認めたほか、スーパーマーケット「ライフ」では髪型と髪色は自由となり、食品加工に従事しないことを条件にヘアアクセサリーと指輪、ピアス、ネイルが身につけられるようになった。
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