資生堂がヨーロッパや中東、アフリカ地域を担う資生堂EMEAを通じて、「マックスマーラ(Max Mara)」を手がけるMax Mara社と長期的なパートナーシップの締結に向けて合意したことを発表した。今後、同社のフレグランス商品を開発、生産販売するためのグローバル独占ライセンス契約を正式に締結する。なお、具体的な契約額および期間は非公開。
資生堂は企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」を目指す中で、昨今グローバルで堅調に拡大しているフレグランスカテゴリーは、特に欧州事業の成長ドライバーのひとつとなっている。今後の更なるフレグランス事業の拡大に向け、Max Mara社とのライセンス契約締結に向けて合意に至ったという。
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同社の代表執行役会長CEOの魚谷雅彦氏は、「イタリアを代表するラグジュアリーブランドとして歴史を重ね、高い品質、ブランド価値へのこだわりはもちろん、高いデザイン性で世界中から愛されるMax Mara社と今回このような発表ができ大変嬉しく思っています。会長であるルイジ・マラモッティ(Luigi Maramotti)氏との対話を通じて、企業文化や経営哲学、また人財育成において多くの価値観を共感できるパートナーと出会えたことを光栄に思います。今後の両社による提携は、フレグランス事業において、更なる成長はもちろん、相乗効果をもたらすものであることを確信しています」と期待を寄せる。
また、Max Mara社会長のマラモッティ氏は、「この未来を見据えたコラボレーションは、当社のフレグランス事業にとって絶好のチャンスです。資生堂は、研究、開発、イノベーションへの挑戦にたゆまず取り組み続けてきた歴史ある企業です。私は個人的に資生堂に関心を寄せ、長らくその商品戦略が素晴らしいと思ってきました。これまで何度となく資生堂経営陣との交流機会があり、彼らの意欲やプロフェッショナリズムにはいつも感銘を受けてきました。人財を中心とした考え方や創業理念への想い、誠実さと敬意をもって関係構築に臨む姿勢、両社は共通した企業文化を有しています。今回のパートナーシップを成功させるために必要なコアバリューを、会長の魚谷雅彦氏と共有できていることを、私は心から嬉しく思っています」とコメントしている。
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