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WFN -Asia-約30年の歴史に幕
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中国上海市の伊勢丹は2024年6月30日に最後の営業を終えた。最終日は、閉店を惜しむ常連客で店舗が溢れかえった。この閉店により、中国本土の伊勢丹はピーク時の6店舗から1店舗に減った形となる。ネット通販の拡大や新しい商業施設の台頭、消費者の購買志向の変化などにより、日系や中国系の百貨店事業の苦境が浮き彫りになっている。
伊勢丹が中国1号店を上海に出店したのは1993年。その後1997年に現在の梅龍鎮の店舗を開業。
ピーク時は6店舗を運営していたが、2022年末に成都市の2店舗、2024年4月には天津市の2店舗を閉じた。現在は中国では3年前に開業した天津の店舗のみが残る形となる。
数々の日本ブランドの中国進出の一助となってきた百貨店の歴史が、これで幕を閉じた。
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