編集部のリアルランチを紹介
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(2024/06/26)
編集部がリアルに食べているランチを、気ままにサクッと紹介する「オモハランチタイムス」。今回は、2024年3月にとんちゃん通りにオープンしたばかりの来々軒へ。
本日のお店:来々軒
メニュー:やきそば食べたもの:生卵のせひたやきそば 大盛(1,400円)ごはんとスープ(300円)飲食スタイル:イートイン
こちらのお店は、原宿の地で創業25周年を迎える古着屋ベルベルジン(BerBerJin)のオーナーが営むやきそば屋。オーナーは大分県日田市出身らしく、この店では日田市のソウルフード「日田やきそば」を提供しているそう。
静岡県の「富士宮やきそば」、秋田県の「横手やきそば」などはご当地B級グルメとして有名だが、失礼ながら「日田やきそば」は初耳だ。一体どんなやきそばなのか。無類の麺好きである筆者が、現地へ確かめに行った。
オーダーはタッチパネル式。やきそばメニューは、生卵のせ、温卵のせ、卵なしの3種類から選べる。調べたところ「日田やきそば」は生卵のせがオーソドックスのようなので、無難に生卵のせをチョイス。量はもちろん大盛りで、ごはんとスープのセットも追加。たまに「焼きそばをおかずに白米を食べるのはありかなしか」論争が起こるけれど、筆者は余裕で“あり”派だ。炭水化物×炭水化物、最高!
席につき、やきそばを待つ。やきそば屋は床がベタベタしているようなイメージだったが、来々軒は清潔感があり女性でも入りやすい。以前、この場所にあった焼き鳥屋「みこし」とは交流があったそうで、店内には「みこし」ののれんがそのまま飾られている。なんだか心温まる光景だ。
そうこうしているうちに、鉄板に乗ったやきそばが到着。ジュウジュウと麺が焼ける音と、ソースの香ばしい匂いがたまらない。
山盛りの麺に、豚肉もゴロゴロ入っている。生卵をしっかりまぜまぜして、いただきます。
鉄板でじっくり火を通したパリパリ部分と、熱湯でさっと茹でられたモチモチ部分が混在する麺に、濃厚なソースが絡む。かなりジャンクで中毒性の高い味わい。やきそばとかたやきそばのいいとこ取りといった感じだ。これはめちゃくちゃうまい。もやしのシャキシャキ感もいいアクセントになり、無限に食べられてしまいそう。
ここで麺をオン・ザ・ライス。辛口寄りの濃い味ソースとツヤツヤの白米は相性抜群だ。冷静に考えたら、大盛りやきそばにライスなんて部活帰りの男子中学生しか頼まないような組み合わせだが、アラサーでもペロッと食べられちゃうから恐ろしい。それくらい、後を引く味なのだ。
原宿に来々軒がオープンしなかったら、筆者は「日田やきそば」を知らないまま死んでいたかもしれない。こんなにおいしいやきそばに出会わせてくれて、本当にありがとうございます。ベルベルジンに感謝の念を送りながら、午後の仕事へと向かった。
■来々軒
住所:東京都渋谷区神宮前3-25-7
営業時間:11:00〜16:00
定休日:月曜日
Text:Arisa Watanabe
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